検査の意味と数値を知ってより良いコントロールへ〜正常値ってなに?[糖尿病の検査結果を知る]〜

ヘモグロビンA1cの長期グラフで良好なコントロールを目指せる

これは、令和元年、8月現在の情報ですので、医学が変化する場合もあります。

ご了承ください。

糖尿病患者さんは月に1度は血液検査、尿検査をしているかと思いますが「正常値」のときもあれば「異常値」になる月もあると思います。

正常値とは「基準範囲内」の数値を指すのですが、それだけでは長期の良好なコントロールを目指すことは難しいのです。

というのも、毎月数値が上がったり下がったりを繰り返せばメンタルヘルスにも影響しますし、できれば良好な数値を保ちたいものですよね。

今回は、継続的に良好な数値を保つために自分で作って読み解ける方法を書いていきたいと思います。

出典元:さかえ4月号 山崎悦子様

 

上記のグラフはヘモグロビンA1cのグラフなのですが、1番上のAのグラフでは5,9から6,3を行ったり来たりという良好なコントロールが読み解けますよね。

しかし一方Bでは、徐々に数値が上がりコントロールが悪くなっていっていることがわかります。

Cでも、ある月を堺に血糖コントロールが悪くなっていることが読み取れます。

こうして、折れ線グラフを長期で作ることでBやCのようになったときは早期にコントロールの見直しが自分で可能になり、毎月の不安も和らぐのではないでしょうか。

糖尿病患者さんが注目すべき数値

注目すべき検査値は大きく分けると2種類となります。

  1. 現在の糖尿病に関するもの。
  2. 合併症に関するもの。

 

次に、毎月の検査結果でたくさん数字の並んだ表を受け取っているかと思ういますが、特に注目すべき部分の説明も兼ねてご紹介しますね。

 

出典元:さかえ4月号 山崎悦子様

 

上記のような表で、注目すべき箇所が赤く表示されているのですが

【1、血糖値】

基準範囲:空腹時73〜109mg/dL

【2、ヘモグロビンA1c】

基準範囲:4、9〜6、0%

しかし小児の場合はコントロールが難しく8、0%台であれば良いそうです。

ヘモグロビンA1cの数値に関しては、直前1ヶ月の血糖値が50%、その前の月の血糖値が25%、更にその前の2ヶ月間の血糖値が25%影響します。

なので血糖コントロールが今月は良好なはずなのに、ヘモグロビンA1cが良くなっていなくても良好な数値を保っていれば2ヶ月後には良くなっているって計算になりますよね。

【3、グリコアルブミン】

基準範囲:11〜16%

アルブミンとは、タンパク質と糖が結合して生じる。

直前の17日間の血糖値が約50%、その前の17日間の血糖値が25%、それ以前の血糖値が25%影響するとされています。

【4、1・5ーアンヒドローDーグルシトール】

基準範囲:14ug/mL以上

血中1・5ーAG濃度は、尿糖排せつ量の増減に非常に敏感に反応する。

尿糖排せつが多いと低下します。特に軽度高血糖領域のモニタリングには有効です。

血糖コントロールの改善により血中血中1・5ーAG濃度は低下します。

【5、Cーペプチド】

基準範囲:血中CPR1,2〜2mg/mL、1日尿中CPR排せつ量24〜97ug/日

スポンサーリンク

合併症の検査

糖尿病患者さんの合併症には、網膜症、神経障害、腎症が挙げられます。

これらは、高血糖の程度とその持続時間により発症してしまいます。

糖尿病自体が自覚症状に乏しいため、合併症の早期発見と予防には自己による定期検診が必要です。

糖尿病患者さんの寿命は、男性で9,6歳、女性で13歳も短いとされてきたけど、近年では2型糖尿病患者さんにおいては血糖値、血圧、脂質代謝の治療を早期からしっかり行えば死亡のリスクが50%も減少したそうです。

糖尿病患者さんが血糖値以外でコントロールするといい数値としては

  • BMI(体重指数:体重÷身長2):22
  • 血圧:130/80mmHg未満
  • 脂質:TG:150mg/dL未満、LDLーC:120mg/dL未満、HDLーC:40mg/dL以上

 

食生活や運動などの自己管理を行うことで、良好な数値を保つことが可能です。

是非ご活用してみてくださいね。

カウンセリングのご予約はこちらから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポンサーリンク