「本当の不審者って知ってる?」子どもを犯罪から守る。中学生までの年齢編【誘拐・児童ポルノ】

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ほとんどの子どもが間違えている不審者像

皆さんこんにちは。日常的に児童が誘拐や児童ポルノ、SNS犯罪に巻き込まれたニュースを目にすると心が痛いです。

しかし、心を痛めても犯罪者の数は減らないのですよね。

大人が、正しい知識を子どもたちに教えてあげることが、多くの命を救うことになると思います。

子どもが自分の身を守れるような手段を考えました。

まずは、子どもに「不審者ってどんな人?」と聞いてみてください。

驚きの結果が出るかもしれません。

その驚きの結果こそが、犯罪に巻き込まれる可能性を秘めているということを知ってほしいのです。

私の娘に聞いてみました。

私。
不審者ってどんな人?
娘。
不審者には2種類いる。1人めはマスクを付けてサングラスの見るからに怪しい人。2人めは普通を装っている人だよ。
この回答に私は少しだけ安心したのですが、まだ足りないのです。
多くの児童が答える不審者とは「マスクとサングラスの人」のみが多い。
しかし、こんな不審者は児童には近寄らないのが現状ではないでしょうか?
ひったくり犯、オレオレ詐欺、車上荒らし、空き巣、そういった犯罪にはこの容姿は適しているでしょう。
サングラスにマスクの人物への警戒では、我が子の身の安全は全く保証できません。

本当の不審査の教え方

話は少し戻って、この写真を子どもに見せてみてください。

さあ、どちらが不審者に見えますか?

向かって右を指すことが多いはずです。

しかし実際の誘拐犯などは、向かって左の人物感が多いのです。(左の人ごめん。実際の人格とは全く関係ありません)

そのため、不審者をしっかり教える必要があります。

私が娘に教えている不審者は、4種類。

  1. マスクにサングラス(深く帽子をかぶっていたり、目立たない暗い服装なども)
  2. 普通の人(道を聞いてきたり、助けを求めてきて正義感を煽る)
  3. いい人(近所の家の住民や、笑顔でいいことを言ってくる人)
  4. SNSで誘ってくる人(スマホなどを持たせている場合は厳重注意)

 

では1つずつご説明します。

【マスクにサングラス(深く帽子をかぶっていたり、目立たない暗い服装なども)】

これは、スタンダードな犯罪者。

子どもたちが、よく知るタイプです。

【このタイプを見かけた時の子どもへの行動の教え方】
  • すぐに逃げる、又は近くのお店に入ることを教えなくてはならない
  • 近づいてきたら、ブザーを鳴らしたり大きな声で叫ぶ
  • 1人で行動させない
  • 暗くなる前に帰宅できるのならそのほうがいい
  • 人通りの多いところを歩かせる

 

【普通の人(道を聞いてきたり、助けを求めてきて正義感を煽る)】

最近多いのが、子どもの正義感を利用するタイプの犯罪者。

このタイプの誘拐犯に捕まった子どもの親はこう言います。

「あの子は、警戒心が強かったのに・・・」

実はこの警戒心こそが、正義感に漬けこまれるタイプの特徴でもあるのです。

正義感の強い児童は、困った人を放おっておけませんよね。

【このタイプを見かけた時の子どもへの行動の教え方】
  • 困っている人に声をかけられたら、近くのお店を口頭で教えてあげる。(一緒に行かない)
  • 集団の児童でも、大人がいるならOK。
  • 「お母さんに聞いてみる」と、告げさせて連絡させる。(キッズ携帯は持たせたい)
  • 怪しいなと思ったら、我慢せずに大きな声を出したりコンビニなどに駆け込む。(自分の家以外はダメ)
  • 一人で行動させない。
  • 人通りの多いところを歩かせる。
  • 暗くなる前に帰宅。

 

【いい人(近所の家の住民や、笑顔でいいことを言ってくる人)】

皆さんは、誘拐犯などが近くの住民だった。ケースが多いことをご存知でしょうか?

この国、日本では性犯罪者や児童犯罪者が、近隣にいる情報を教えてくれません。

それに矛盾して、そういった犯罪者の再犯率は非常に高いのです

犯罪者にも復帰できる環境を与えたいという日本の法律なのでしょうけれど、私は子どもの命と引き換えには出来ないと思っています。

生きづらい世の中に感じたとしても「保護者がいない時についていったりしては、絶対にいけない」と教えなくてはならないのではないでしょうか。

普段、とても優しくていい人を疑うのではなく、身を守るという意味で適度な距離感を教えるのは悪いことではないと私は考えます。

【このタイプを見かけた時の子どもへの行動の教え方】
  • 遊びや自宅に誘われても「お母さんに聞いてみる」と告げさせて連絡させる。(キッズ携帯は持たせたい)
  • 集団の児童でもだめ。
  • 怪しいなと思ったら、我慢せずに大きな声を出したりコンビニなどに駆け込む。(自分の家以外はダメ)
  • 一人で行動させない。
  • 人通りの多いところを歩かせる。
  • 暗くなる前に帰宅。

 

【SNSで誘ってくる人(スマホなどを持たせている場合は厳重注意)】

今の時代では、このタイプの犯罪が後を絶ちません。

「困っているから、会ってほしい」

「好きだよ」

SNSでは、まだ精神的に未熟で好奇心旺盛な児童などを、簡単に騙せると思い犯罪に走る人もいます。

今の時代で、1番注意が必要かもしれませんね。

【このタイプを見かけた時の子どもへの行動の教え方】
  • スマホは持たせない

申し訳ないが、スマホをもたせた場合は親の責任が大きく問われます。

私はどんなに時代が進化していようとも、スマホは持たせません。

キッズ携帯は常備しているけれど、スマホを持つ必要性がないと感じるからです。

高校生にもなれば、また話は変わってきますが、その時も本当は持たせたくないのが心情です。

しかし「スマホほしい」と言うに決まっているので、その時はSNSでの犯罪者について、きちんとした知識を教えるつもりです。

今回の記事は児童の中でも、中学生くらいまでをターゲットで書いているので詳しくは書きませんが、小学生や中学生のまだ精神的に未熟な時期にスマホはおすすめしません。

子どもの身を守りたかったら、どんなに子どもがスマホを欲しがっても与えるべきではないと思います。

 

正しい知識で子どもを守るのは親

子どもが「サングラスにマスク」といったイメージを不審者に付けたのは、警察署のポスターなどではないでしょうか?

そして、「お菓子をあげる」という誰もが知っている手法が効かなくなった今、犯罪者も新しい手法を考え続けています。

子どもが犯罪に巻き込まれないためには、自分たち親が正しい知識と先読みした防御法で子どもを守るしかない。

私は、子どもの痛々しいニュースは、みんなと同じで見たくありません。

でも、見なくては今の犯罪者の動向や、子どもを守る手段が見つからないから見ています。

今回の記事を、子どものいる親御さんが見ているのだとしたら、子どもを守るために実践と研究をしてほしいとココロから願います。