ナミさんの特殊能力その1【看取り能力】
皆さんこんにちは。
今日は私の特殊能力についてのお話を勝手にしたいと思います。
実は私【看取り能力】が昔からありまして、すごくかっこいいい感じのタイトルにしたのですが、本当は【看取り能力(虫限定)】
でございます。
昔からなのですが、とにかく私の前で虫が死ぬんです。
テラスで飲み物を頼んだ日には、確実に半分も飲み終わらないうちに飲み物に虫がダイブして死んでいる。しかも私の飲み物だけ。
家でお味噌汁を作っていたら、大きな蜘蛛がわざわざ煮えたぎった鍋にダイブしている。
こんなこともありました。
家でお掃除をしていたら、蜘蛛が立ったまま死んでいる。「この現代で餓死はないだろう?!」そう死んだ蜘蛛に話しかけたのを覚えています。
私は考えました。「どうしたら虫を看取らずに済むのか?」
そして心を許している友人たちに聞いて回ったのです。
すると、こんな返答でした。「しらん(笑)」「聞いたことない(笑)」「しょがないんじゃない?(笑)」
その頼りない回答に「なんなんだアンタたち!!」そう叫んで私は、また虫を看取る日々に戻っていったのです。
何も解決しないまま時は過ぎました。
そんなある日、ふと思ったのです。
「虫たちは看取られたいのではなくて、止めてほしいのではないだろうか?そうすれば私も看取らずに済むではないか!」
そう決めたある日のこと。
先日、娘と一緒に「春がやってきたし気持ちもいいからゴーゴー公園で遊んでみよう。なんで変なおじさんって公園に来るの?令和元年」を開催したんですね。
ちなみに何をするイベントなんのかと言うと、公園で走り回るだけなのですが、その時も小さなコバエが私のポカリスエットめがけて自殺を図ったのです!
私はこう言いました!
すると、コバエはすぐさま方向を変え飛んでいったのです。
その姿は、まるで「ありがとう。。強く生きていくよ。。」そう言ったようにも感じたのです。
しかし私は、すぐに周りの異変に気が付きました。
コバエに早まるなと叫んだ後に愛しそうにコバエを見つめる私の姿は、実の娘だけではなく、その場に居たすべての主婦、おじさん、児童、震えるおじいちゃんに見られていたのです。
あのドン引きした顔。
今でも忘れません。
しかし私はやめない!!
そう決めたある日の午後でした。
またもやお味噌汁をヘドバンしながら作っていると、蜘蛛が通りかかったのです。その目はこの世への絶望を表していました。
私はヘドバンをやめてこう言ったのです。
「早まってもいいことはないよ。強く生きておゆき。」
なんてかっこいいんでしょうか。なんてエクセレントな止め方なのでしょうか。
そして自分に酔いながら冷蔵庫に、追加のわかめを取りに行きお味噌汁前に戻りました。
すると信じられない出来事が起こっていたのです。
私の目を盗んでダイブして死んでいる。
なんて最悪なのでしょう。一筋縄では看取られなくなってしまったと判断した虫たちは目を盗んで死ぬ作戦に出たのです。
その時の私はさっき見た蜘蛛よりも、この世への絶望を表した目をしていたことでしょう。
だって何回お味噌汁作ったらいいの!?
は!?
こんな能力いらなんだようおおおおおおおお!
To be continued
次回は特殊能力その2。【英語話せないのに外国の方に話しかけられまくる能力】です。