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お金で愛は成立する?
数年続いている婚活。
結婚したいというもの同士が出会い、出会って1年以内に結婚する。
結婚とは、愛を育みお互いの信頼関係が成り立った結果。
そのはずが、いつの間にかお互いに「結婚するために一緒にいる」ことになっている。
よく婚活サイトには
「うちで婚活を始めて、見事1年以内に結婚成立した夫婦が80パーセントも!」
なんて広告を目にしますよね。
結婚はゴールではない。むしろスタートなのです。
結婚だけをゴールとした80パーセントの人たちが、1年以上結婚生活を続けている確率は、わずか20パーセントしかいません。
結婚とは、愛を育てていくものだから、自分ひとりの身勝手ではうまくいきません。
それだけではないのです。
最近では「高収入男性と結婚する方法」や「エグゼクティブ男性をゲット」なんて言葉すら耳にしますよね。
ゾットします。
私はこれを「美女と野獣が生まれる定義」と呼んでいます。
高収入男性だけに目をつける女性の末路
衝撃的なタイトルになりましたが、今からお伝えすることは事実であり空想ではありません。
婚活といえば、男性の収入を意識する女性がとても多いですね。
高収入男性との結婚=勝ち組
それは大きな間違いだったとしたら。
収入で選ばれる男性の立場は女性に例えると、「体目当て」で選ばれているのと変わりません。
しかし、収入や地位だけを重視されて選ばれても、その女性と結婚する男性もいますよね。
それはなぜでしょう?
「ワーカホリック」または「精神的に自立していない」という理由があるのです。
「ワーカホリック」「精神的に自立していない男性」に関しましては、下記の記事に詳しく書いています。
自分の地位や収入に依存し、中身に自信がない男性は「俺を認めてくれた」と勘違いしてしまいます。
しかし中身がないので、お金に固執したもの同士がうまくいくわけはありません。
一方、精神的自立を果たしている男性は、自分が「お金、地位」で相手が見ていることを察知する能力が高いので、そんな女性は選ばないのです。
精神的自立を果たしている男性の心の中はこうです。
「お前が好きなのは、俺の財布の中身だろ」
私が今まで見てきた女性たちのお話をしますね。
ある女性は、年収3000万の男性と結婚したと喜んでいました。
初めは、お姫様のように扱われ、欲しいものはなんでも買ってもらい、食事ももちろん一流。
何不自由ない生活が続いていました。
結婚してから半年が過ぎようとしていたある日、元気のない声で私の元に電話がかかってきたのです。
「旦那が帰ってこないことが増えた。話し合いもしてくれず、お金だけを置いてごまかして、また仕事へ行くの」
この状況は、収入や地位だけに依存した男性によくある光景なのですが、女性が収入目当てで結婚したことに男性だって薄々気が付いているのですね。
それに気が付いた男性の心はこう変化します。
「お前が俺のお金目当てなら、俺もお前に求めるものは都合のいいものでいいよね?」
こうして都合のいい時だけ可愛がられる、かわいそうな飼い猫のようになっていくんですね。
そして、精神的自立を果たしていない高収入男性に多いのが
「なんの罪悪感もなく、女性をお金で買う」こと。
まさに無法地帯。北斗の拳ですね。
自分にも相手にも、結婚していようが、子どもがいようが関係ありません。
なぜなら、今までそうしてお金に依存して解決してきたから。
性格も容姿も磨こうとせず、お金で解決した結果生まれるのが、美女と野獣の結婚です。
精神的自立を果たした男性とは
ここで、はっきりしておかなければならないことがあります。
女性が男性に対し、「不誠実な目で品定めする」ということは、「自分も不誠実な品定めをされても当然の結果」と理解しなければいけません。
先ほどもお話したように、精神的に自立した高収入男性は、品定めしてくる女性とは一緒になることを選びません。
精神的自立を果たしているということは「誠実で思いやりがある」ってことになるからです。
このような男性は、当然ながら自分と同じように
「精神的自立を果たした、誠実で思いやりのある女性」を選ぶのですね。
・精神的にも自立を果たし
・地位も収入も得ている
こういった人と結婚したいのであれば、自分も見合った女性にならなければいけませんよね。
当然のことのようだけど、多くの女性がそれを忘れているように感じます。
さっきの例で考えると、「誰が収入目当ての中身のない女性を好きになんてなるか」
ということになるのですが、ある男性が、こう話していました。
「社会的に成功を収めている男性は、皆決まって精神的に自立し愛を持った女性に支えられている」
と。
この言葉は、私の心に大きな衝撃を与えたことを覚えています。
世にいる本当の成功者は皆忙しい。
精神的にも疲れている。
そんな男性が家に帰った時に
「自分のお金や地位に頼りっきりで、気もきかなければ癒しもない。精神的にも子ども」
な女性と
「旦那さんが心地よく快適に仕事に励めるよう食事や身の回りの管理をスマートにこなし、癒してくれて精神的にも落ち着いている」
女性と、どちらと一緒に居たいと思うのかは明白ですよね。
相手の地位や収入に固執している時点で、思いやりや愛を持っている女性とは呼べません。
何かを手に入れたいならば、それ相応の努力をしなければいけないのですね。
どういうことかというと、
あなたの体だけが目当ての男性がいたとして、その男性は無職で優しさもない。
口を開けば「ホテルに行こう」そんな人と、結婚はおろか友達にだってなりたくないはずです。
この世にいる幸せな夫婦は、皆決まってお互いを「生産性の価値」として見るのではなく「一人のかけがえのない人間」として大切にしている。
結婚とは、してからが肝心になります。
何が肝心かというと
「どれだけ時間が経とうとも、してくれている行為を当たり前とせず感謝し、誠実に愛を持って自分がどれだけ相手にしてあげることを探せるか」
これが継続できなければ、結婚生活は破綻するのです。
スタートから「してもらうこと」を前提としている人が、愛のある結婚生活を送れるなんてことはあり得ない話なのです。
だから金銭目的の結婚は、相手も自分も不幸になるのです。
ではここからはは「お金だけを持っている男性」について考えていきましょう。
お金だけは持っている男性の特徴
「お金持ちと結婚したら幸せになれる」
誰が言い出したのでしょう。
ローランドさんが言っていたのですが「お金を持つということは、お金で買えない価値を知るためだ」
私も、この意見に深く共感します。
お金というのは、私の見解では、「命」だと思っています。
お金がないと心が荒むし、健康的に生きる食事や衣服、住まいや寝る場所の確保もできません。
病気になった時、仕事ができなくなった時には貯蓄が必要。このことから私はお金というものを命と考えているのですが、現代ではそういう意識ではない人が多いと思います。
贅沢するためにのものであって、生活できるのは当たり前と思っている男女が多く、お金さえあれば何でもできて幸せだから、他のことは二の次という認識なのでしょうか。
では早速考えていきましょう。
お金だけ持っている男性の特徴を下記にまとめてみました。
- 自分の力で稼いでいない。(親の会社、詐欺や不正、遺産やギャンブル)
- 苦労も知らず、会話が浅い。(態度だけは偉そう)。
- 女性をお金で買おうとする。(何でもお金で買えると思っている)
では1つずつご説明していきますね。
【自分の力で稼いでいない。(親の会社、詐欺や不正、遺産やギャンブル)】
そうではない男性もいます。
自分で会社を立ち上げた男性は、とにかくストイックでパワフル。
一方、親の会社を継いだ場合だと、苦労を知らないから、「ただお金だけは持っている」という状態になりやすく、自分というものを持っていない人が多いように感じます。
もちろん自分で立ち上げても、お金に溺れて自分を見失っている人もいますよね。
詐欺やギャンブルなども自分で誠実に得たお金ではないので、ありがたみを知らないケースが多く、お金の本当の価値を考えたこともない人が多いと感じます。
【苦労も知らず、会話が浅い(態度だけは偉そう)】
1につながる事ですが、お金だけ持っていると苦労をしたことがないので会話が浅いのが特徴です。
このタイプは苦労せずにちやほやされてきたから、人に対して謙虚さがなく偉そうなのも共通しています。
お金を持っていなくても、持っていても偉そうな時点で人としての器が小さいということになりますよね。
自分で立ち上げた人たちは、必ず痛みや苦労を経験しています。
親の会社を継いでいた場合でも、会話が深く出来るのであれば、「自分が立ち上げたのと同様なくらい頑張っている」「会社の業績が落ち込む時期があって、苦闘したことがある」お金の価値についてを理解している男性と言える可能性が上がります。
【女性をお金で買おうとする(何でもお金で買えると思っている)】
私の経験で一番多いのはこのタイプなのですが、とにかくお金で何でも買おうとするのです。
物だけでなく、女性も同様に買おうとします。
お金の影をいつでもちらつかせるのも特徴ですが、その背景には「自分自身に自信がない」のでお金でなんとかしようとする心理が働いています。
何でもお金で買おうとする男性は、変わることはほぼないのです。
誰かと結婚しても、お金で女性を買おうとするのは当然の未来ですよね。
お金だけ持っている男性と一緒になっても幸せになれない
上記の事から、お金だけ持っている男性と一緒になっても幸せにはなれないことがうまく伝わったでしょうか?
価値観というのは大切だから、お互いがそれを理解して一緒になるならいいと思うのですが、お金では解決できない価値こそが、本当の幸せにつながっているのではないでしょうか。