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部下が成長しないのは、あなたのせいだったとしたら
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企業の社長さんが悩む大きな課題として「部下が成長しない」こと。
ことごとく、部下が成長しないとしたら「部下が悪い」のではなく「あなたのマイナス思考」のせいかもしれません。
どういうことかと言うと、部下を育てるのは子育てと同じ。
多くの育児成功者に共通することがあります。
それは、短所を言わずに長所を褒める視点を極める。
人は、短所に気を取られやすく、それは脳の構造が気をつけていないとネガティブ思考に作用しやすくなるからなのです。
その思考に気をつけて、プラス思考の精神を持ち「相手のいい部分を見つけたらすかさず褒め、認める」
この精神は、とっても大切。自分にとっても、人にとっても大切なことです。
例えてみましょう。
以下の二つの会話を見て、どちらが成長できるか考えてみてください。
・マンボウくんが上司で、ナミちゃんが部下である。
・ナミちゃんは、営業が得意だがクレーム対応が苦手。
・部下は営業は成功したが、クレーム対応していたら更にクレームをもらってしまった。
【会話1】
短所と思ってるのは長所であることが多い
夫婦関係においてありがちなのが
結婚して数年後
「夫は優柔不断で頼りない」と、奥さんがこぼす。
しかし、旦那さんの優柔不断は今に始まったことなのでしょうか?
付き合い当初は
「優しくていい人」
と、言っていた。
旦那さんは何も変わってはいない。
・優しい
という長所の見方が
・優柔不断
に奥さんの中で変わっただけ。
人間は、自分で自分に見方のフィルターをつけます。
そのフィルターは、メガネの色をブルーに設定した場合、どんな色が目の前に広がろうともブルーに見えるのと同じ。
子育てにおいても、同じことが言えます。
例えば、「うちの子は頑固なのよ」と言う母親がいたとします。
しかし、見方を変えればその子は「意思が強い」という見方もでますよね。
人は短所ばかりを指摘されると、心がくじけてしまう。
短所とあなたが思っている部分は、相手の最高の長所かもしれません。
短所を長所という見方に変えることで、あなた自身も明るくなり長所として捉えてもらった相手も勇気を持って長所として自分の部分を使いこなすことにつながります
具体的に短所から長所に置き換えてみる
私が思いつく限り並べてみますので、大切な人に置き換えて想像してみてください。
短所 長所
- 人見知り⇨真面目で慎重
- 暗い⇨落ち着いている
- 行動が遅い⇨慎重、落ち着いている
- けち⇨物を大切にする
- 時間を守らない⇨ゆったりしている
- 特徴がない⇨バランスが取れている
- 八方美人⇨社交的
- おしゃべり⇨積極的、社交的、表現力がある
- ぶっきらぼう⇨正直、嘘がつけない、素直
- 嘘をつく⇨想像力がある
- 人見知り⇨真面目、慎重
この視点の転換は、自分自身を勇気づけることもできるのです。
私は八方美人だと、クラスでいじめられたことがありますが、今となっては「私は社交的で人と打ち解けることができる人」
と捉えて生きています。
全てを長所として認めることは不可能ですが、視点を変えれば自ずと話し方にも変化が出てきます。
例えば、嘘をつく子どもに対し
「嘘はいけません。なんでこんな嘘つくの?恥ずかしいとは思わないの?」
と問いかけるのと
「ママは嘘をつかれて悲しかったけど〜ちゃん(くん)は想像力がある子なのね。でもママが悲しむことには使って欲しくないな」
と伝えるのとでは、どちらが子どもの心に響き、今後の行動に良い変化をもたらすと思いますか?
誰かの短所が目についた時は、一度自分の中で長所に置き換えてみて、それでも納得できなかった場合にのみ指摘するという方法で生活してみると、自分自身もかなりのストレス軽減になります。
短所にばかりに目がいくというのは、あなたはとても真面目でまっすぐ人と向き合える人という証拠です。
それに、人に注意する方だってしんどいですよね。
すぐに効果は出ないかもしれません。
けど根気よく見守って、長所を認めてあげられたら必ず変化は訪れます。
あまり使いたくないけど、これこそ、努力と根性。
せっかく、あなたの持つ長所を、他者が勇気と自信を持って生きていけるように活用してみてはいかがでしょうか。
そうすることで、会社の中での子育てもうまくいって、笑顔で雰囲気のいい職場になり、部下もすくすく育つ可能性が上がるかもしれません。
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