目次
ONとOFFの理想と現実
前回は仕事とプライベートのONとOFFの切り替え方について書きました↓
やる気・ひらめきのボリュームの上げ方と下げ方
実は、これって普段から人それぞれ、していることなのです。
【アップテンポの曲でやる気ボリュームアップ】
私の場合は、やる気ボリュームをオンにしたい時は、決まってテンポの早いエレクトロのBPM120から125くらいのものを聴きます。
BPMとは曲のテンポなのですが、BPM120はなかなかテンポが早い。テンポを上げることでアドレナリンが出る➔やる気が上がっていく。
昔、ダンスを習っていまして、ボーカル時代にも音楽大好きだったのもあり、私のやる気ボリュームは音楽が握っていると言っても過言ではないことを知っていたから試せた手段です。
【運動でやる気ボリューム・ひらめきスイッチアップ】
私の尊敬している社長さんが行っている、やる気アップは、朝欠かさずジムでトレーニングしてから職場に向かうというもの。
運動でアドレナリン値を上げるのと同時に、運動というのは瞑想同様(瞑想効果については後半で)に頭をリセットする作用があります。
この両方の作用で、毎日、ココロにも体にもいいルーティーンをしているのですね。
【ダウンテンポの曲で、ひらめきアップとやる気クールダウン】
逆に、リラックスして、ひらめきたい時はBPMの低いアンビエントとかクラシックを聴くことをおすすめします。自然の波の音でも可能です。夜であれば、瞑想をしたりもできます。
瞑想中にひらめくのではなく、瞑想して頭を一度空っぽにすることで、ひらめきが邪念のない頭の中に入ってきやすくなるのですね。
コンピューターに例えると、ハードディスクや本体に沢山データが入っていたり、アプリが詰め込まれていたら動作が遅くなるし、一気に色々な作業をさせたら、フリーズしてしまいますよね。
逆に、データを減らして、1つのことだけさせていれば、動作も早くフリーズはしにくい。人の頭の中も、そうできているのです。
ちなみに、瞑想は難しいものではありません。
誰にでも出来るのです。初めは3分と持たずに、断念すると思います。毎日やっていると、10分くらい必ず出来るようになります。
いつも、何かを考えていないと、いられない私ですら出来るのだから間違いありません。
音楽の話に戻します。
実は、皆さんも音楽に自分の神経が自動的にコントロールされていることをご存知でしょうか?
マッサージ店では、店舗の速い曲は流さない。ゆっくりとした音楽に決まっていますよね?
リラックスしてほしいからなのです。
逆に、ホストクラブのような購買意欲を煽りたい店ではアップテンポの曲が流れていることが多いです。
他にもあります。例えば、味覚に関するテンションの上げ方。
辛いものを食べて、テンションを上げる人も知っています。
「え?」と思うかもしれませんが、初めてカレーを食べたインド人がテンション上がりすぎて、屋根の上から飛び降りたという説もあるくらい作用は抜群なのです。
人によって様々な、やる気ボリュームを上げる方法を自分自身が知っているはずなのでチェックしてみてください。
その、やる気ボリュームの探り方があります。
【自分のやる気ボリュームの探し方】
それは、日々、自分が何が起こったら興奮していたり、楽しくてウキウキするのか。
実は、興奮とは2種類ります。
【恐怖に近い興奮】と【ウキウキした楽しい興奮】。
前者の恐怖の興奮では、続かない。辛いことは、嫌になってしまいますよね。
やる気を起こしたいのは、何かの達成のためのはず。
やる気がほしいのではなく、ひらめきや上達のため➔やる気がほしいのが、正確には求めているものだと思います。
ひらめきや上達とは、リラックスしてる状態でなくては真価を発揮しません。
【必殺・何も考えずに体を動かそう作戦】
習い事やジムに通っている人なら経験のあるであろう「行くまでがしんどい」
でも、行ってしまえばやるしかない状態になるのが人間の心理です。
その作業を、イメージするだけでも、やらないと気がすまなくなったりします。
ブロガーや執筆家なら、自分がキーボードの前でいつもの作業をしている姿を想像してみてください。
ってなるはずです。
それでもダメな時は、ココロのエンプティサインです。
「休ませてくれ!」の声なので休ませてあげてくださいね。
人にやる気を出させる
「子どもが勉強しない」「旦那がだらしない」
こんな理由から
という相談を受ける事があります。
やる気とは認められた経験や自分の興味(明るい思考)から育つ。
それなのに、やる気を出してほしいと思うあまり、逆に相手のやる気を無くしてしまう言葉をかける方も多いのですね。
まずは、NGな声掛けとその理由から考えていきましょう。
その言葉とは
- 「やればできるのに」
- 「どうして〜しないの?」「どうして〜できないの?」
- 「〜しなさい」
上記の言葉は相手のやる気を無くす言葉なのですが、その理由として下記の内容があります。
【「やればできるのに」】
これは言い換えると、相手にできなかった言い訳として
という、都合のいい逃げ道を与えてしまうのです。
それと同時に「やる気を出さなければ、この内容はできないことなのだ」という固定概念と、負のイメージを与えてしまって、いいことがありません。
【「どうして〜しないの?」「どうして〜できないの?」】
本人にとって必要ではない。
または、その事柄を「どうしてしなくてはいけないのかを理解していない」から行動に移さないという理由があって、言われた相手にとってはただの否定的な言葉になるのですね。
【「〜しなさい」】
命令されて、素直に行動したがる人はいますか?
命令というのはその瞬間は行動しまうが、不満と納得できていない気持ちから自主的に行動しなくなる大きなよういんとなります。
やる気を出させる前に考えてほしいこと
相手のやる気を出させる前に、考えてみてほしいことがあります。
それは
ということです。
「勉強しない」それによって困るのは本人ではないでしょうか?
いい大学に行ってほしいという、親のエゴかもしれません。
勉強が遅れて、しんどい思いをしてもそれは親の課題ではありません。
「だらしない旦那の行動」それによって困るのは誰でしょうか?
よく考えて、自分には関係のないものであればやる気を出して貰う必要があるのでしょうか?
それが自分の課題なのか相手の課題なのかを分けることは、やる気を出して貰う前に必要な作業だと思います。
相手が行動してくれないことで自分にも迷惑がかかるのであれば、やって貰う方法を話し合って探すしかありません。
では、それでもやる気を出してもらわなくてはならない場合を書いていきますね。
相手のやる気を出させる方法
これは私の見解ですが
なんだ。
やる気とは起こすことにより、いつか無くす事もできてしまうのです。
継続できなくては、意味がないですよね。
やる気を出させることよりも、私達にできることは
本人が納得して自主的に生活の一部に出来る環境を作ること。
それが私の答えです。
人には段階というものがあります。
掛け算のできない子どもに、やる気を出させたってできません。
それよりも、なぜ掛け算が自分に必要なのかを理解させる説明や、掛け算に至るまでの足し算や引き算を知り、成功体験と楽しみを知ることと、失敗体験での学びと勇気づけが必要なのです。
人には、得意不得意があります。
できないことを修正するよりも、得意なことを伸ばすほうがいいケースも多く存在します。
やる気とは認められた経験や自分の興味(明るい思考)から育つ。
とお話しましたが、この2つの要素は、間接的な支援からの自主性が育った結果なのです。
成功体験を作った時に、同じ気持ちで喜ぶことや、失敗体験をした時に「大丈夫。失敗は成功への体験だよ」という勇気づけで、自主的な行動へと変化していく。
私達にできることは、間接的な支援しかありません。
やる気とは自主的に湧き上がるものであり、人にコントロールできるものではないのです。
私の言葉で表すと
ということです。
とはいえ主婦の方にとって、服を脱ぎっぱなしにされる行為は自分にも迷惑がかかりますよね。
その時は、相手の納得できる話し合いをする必要があります。
やる気を出して貰う前に、上記のことに気をつけてみてはいかがでしょうか。