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自分を知るということ
僕は34歳の国家公務員です。
34年間の人生の中でいろんな経験をしてきたつもりではありますが
仕事上で尊敬している先輩に言われた一言が引っかかってしまいます。
それは何かと言うと「お前は自分のことを知らなさすぎる」というものでした。
ちょっと行き詰まったことがあって、先輩に相談したことがあったのですが
いつもは親身に受け答えしてくれていた先輩が突如
お前は自分のことが知らなさすぎるというものですから
僕はその言葉が引っ張って仕方がありません。
自分を知るとは一体どういうことなのでしょうか?
なぜ自分のことを知らないといけないのでしょうか?
自分を知るとどんないいことがあるのでしょうか?
その方法と自分を知った先の未来を教えていただけませんでしょうか?
詳しい説明動画↓
自分を知るとは、どういうことでしょうか?
自分で自分のことを考えると主観が入ってしまい、客観的に冷静な分析ができません。
性格=ライフスタイル
自分を知るということは、自分の性格を知らなければなりません。
ライフスタイルを知るためには、まず簡単なものとして、ライフスタイル診断というものがありますよ。
今回は、自己分析の方法について書いていきすね。
下記のシートが診断できるサイトです。
出典元:ライフスタイル診断
無料なので、自分を知りたい方は一度やってみることをお勧めします。
自分が持っている全体像や独自性を、ライフスタイルと呼びます。
ライフスタイルは、自分で決めてできたものなのでいつでも変えることが可能です。
ライフスタイルを大きく分けると、思考、行動、感情となるのですが、そのくせを知るというのはとても重要になってきます。
1つずつ、詳しく説明していきますね
【思考】
・思考とは考えや思いを巡らせる行動であり、物事を解決するための過程。
・実際に行動に移す前の状態。
思考の癖を知るということは、何か行動を起こそうとする時に、いつも悪い出来事が起こるのではないかと考える。
この「悪い出来事が起こるのではないか」の部分が思考の癖になります。
【行動】
・思考によって導き出された答えに沿って、実際に何かをすること。
行動の癖を知ることとは、例えると
何かをするときに力が入ることが多い。
この「力が入ることが多い」の部分が行動の癖になります。
【感情】
・物事や対象に対して、喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などの気持ちを抱くこと。
感情の癖を例えるならば
何か事があると怒ってしまう事が多い。
この「怒ってしまう事が多い」の部分が感情の癖になります。
自分を知らないということを例えるならば、電化製品を説明書もなく何に使うのかもわからず操作するということと同じ。
電子レンジにアイスを冷やせと言っても、できるわけがありません。
「そんなのは当然のことだろう」と思うかもしれませんが、自分を知らないということはそれに等しいということです。
自分には何ができて、何ができないのか。
得意なもの、不得意なもの。
それをグラフ化や過剰書きにすることで、自分が気がついていない心の声を知ることにもつながっていきます。
そして今後自分がどうなっていきたいのかを知り、ライフスタイルの再構成をしていけば、まさに自分だけの取扱説明書の完成です。
自分の説明書があれば道に迷わない
人生において最終の課題は愛の課題。
愛の課題とは、自分一人では育めません。
あなたが生涯のパートナーを見つけたいと思っているとしたら、自分の説明書はなくてはならないものです。
自分だって相手を選ぶときに
「僕は自分のことがよくわからないし、何がしたいのかもわからない」
なんて人に、関心は持てませんよね。
それよりも、自分のことをよく知っていて説明がきちんとできる人の方がはるかに魅力的。
育児についてももちろん同じです。
自分をよく知らずに、何がしたいのかもわからないのに子どもに何かを教えられるでしょうか?
子どものライフスタイルを、一番知ることができる人物は親。
子どもと一番多くの時間を過ごし、よく観察する事ができるからなのです。
しかし子でおものライフスタイルを知る前に、自分のライフスタイルの知り方を知らなければ、どうやって子どものことを知ればいいのかわかりません。
そのために、ライフスタイルの判断の仕方と自分の癖を知る事がとても重要になってくるのです。
自分のライフスタイルを形成しながら、こどものライフスタイルも形成していく。
子育てにおいて、多くの方が間違えて認識していることがあります。
自分が子どもを育てている。
そう多くの方が認識していると感じますが、そうではありません。
私たちはいつだって子どもに育てられているのです。
子どもが何かをしたときに、親は「どうやって説明し理解してもらえばいいか」を考えますよね?
親自身が成長しどもうまく子供に伝える事ができるようになる。
それ自体が立派に子供に育ててもらっている証拠です。
子どもを持つことで自分自身が成長しなければいけないのだと知り、育児できる自分になるために育自する。
それを諦めた人に明るい未来はありません。
今からでも育自を知り、再形成していくことは決して遅いことではありません。
その姿を見て子どもは育つのですから。
次は、ライフスタイル診断以外で自分を知る方法をお話しますね。
アイデンティティとは
アイデンティティとは青年期において自分と向き合い、
「自分は何がしたいのか」「自分とは何か」「自分はどうしていくべきなのか」を考え「自分はこういう人間なのだ」と認識し獲得していくものです。
現代において、アイデンティティーを確立しないまま大人になっている人が増えています。
私の見解では、現代は情報が溢れ、物事を「知らないことは恥ずかしいこと」または「知っていることが当たり前」という観点から
自分のことを知ることを忘れ、人の目を気にした「世の中を知ること」に集中していることと、人と深く関わらずにいきていける時代なので、自分の自我を形成せずとも問題はない。
という原因があげられるのではないかと考えています。
どんな時代であれ、人と関わらずにいきていくことは不可能であり、アイデンティティーを確立できていないということは、唯一の「自分らしさ」であり他者と自分の違いを区別する概念が理解できないという事になります。
他者との区別がつかなければ、自分は誰で何をして生きていくのかがわからず、人に流され他者の人生を生きていきことでもあり、いずれは自分自身の中で混乱状態に陥りとても危険です。
自分で自分のことをわかっている人は、どこまでわかっているのでしょうか?
それを示した物に、ジョハリの窓というのがあります。
自分自身が理解している性格の部分はほんのごく一部にしか過ぎない。
自分が理解している「自分の特徴」
他人が理解している「自分の特徴」
の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類し自己理解のズレを理解する。
また、そのズレを一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑にできると考えられています。
他者や自己分析シートなどを用いて、自分では気がつかなっかた盲点や未知の窓を知ることで、開放の窓へと変化し自分を知りアイデンティティーへとつながります。
自己分析方法
自己分析方法にはたくさんの種類があるのですが、ここではそのうちの1つ簡単に自分を知る方法を紹介しますね。
深く考えずに下記のように25の質問に答えてください。
例
私は会社員だ。私は辛いものが好きである。
初めはすんなりと書けるでしょうが、後になってくると思いつかなくなってきたのではないでしょうか?
初めに思い浮かぶのは、
趣味や表面的なことですから、よくでてくるのですが、それらが出し尽くされると今度は
「私は〜へいきたい」「〜がしたい」などの欲求や願望が出てきます。
さらに、もっと考えていくと、最終的にはさらなる深い欲求や抑圧された悩みが出てくる。
後になればなるほど、意識していなかった自分に気がつくことができます。
自分を知るとは他にもたくさんの方法がありますが、こうして自分を知りアイデンティティを確立し、その上で今度は自分自身がよくない癖を把握し再構築していく。
または自分の強みを知り強化していくことで、他者との関係改善。自己実現への道。
が開かれます。
ご興味のある方はぜひお試しあれ!