幼い子どもが1型糖尿病のお母さんへ
あなたのお子さんは、ポンプ治療でしょうか?小さな子どもがカニューレ交換を一人で出来るようになるのは、ハードルの高いものです。
娘が一人で自己注射が出来るようになった方法を、ご紹介したいと思います。
うちの子は、7歳の時に発症し、昨日、生まれてはじめてポンプの交換ができました。
泣くほど嬉しかった。
「自分で打てるようにならなければ、小学校のキャンプにもいけない」
「私がいなかったら、この子はどうなってしまうのだろう?」
そう、悩んでいますか?
悩みに、少しでも希望が持てるように、娘が打てるようになった話をします。
初めは、針を見ることも出なかった。大人だって、自分に針を刺すなんて、できませんよね。できなくて当然。
そのうち、「一緒に用意だけしよう」と声をかけ、用意できるようになったのが半年ほど前。
そのことを心から褒めて、洋服を一緒に買いに行った。
何かできたら物を与えるのは、良くないこと。
でも「こんな時くらいはいいじゃない」そう思いました。
それから今度は、「ポンプを打たなくてもいいから、打つ寸前まで練習しよう」
自分にポンプの針をうつ場所を決めてもらって、おさえてもらった。
これに慣れたら、こっちのもんです。
3日に一回の交換のたびに針を当てながら、こう問いかけた。
「自分で打ってみる?それともママが打つ?決めたら教えてね(笑顔)」
すると、選択肢が生まれる。
自分で打ってもいいし、ママが打ってもいい。
心の余裕ができて、10回目くらいに
「ママ!打てたよ!!」
これが娘の打てるようになった経緯です。
大切なのは、段階を踏んで徐々に交換キットに慣れてもらいながら、明るく前向きで優しい声掛けで、打てるように仕向けてあげること。
病気を支えながらの育児で、ストレスも溜まるでしょう。
イライラされている中では前に進みづらいのが人間・・。
ぐっとこらえて笑顔で、支えてあげるように私は訓練しました。
ポンプが打てないお子さんが居たら、うちの娘の話をすることで勇気が出るかもしれません。
「私にだってできる!」って
1型糖尿と仲良く付き合っていけるように頑張りましょうね。