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大抵してしまう対応の流れ
本日のお悩みはこちらです!
- 「お友達にも貸してあげようね」と促す。➔「いや!」と断られる。
- 少し待ってもらうように周りを説得して待つが一向に貸す気配がなく「貸しなさい」と強い口調になる。➔「いや!!!!」と余計子どもがヒートアップする。
- 最終的に奪い取り周りの子に貸す。
- 最悪だ。書いていて泣きそうになってきた。
- では、こうならずにうまくいく方法とは何でしょうか?
大切なのは何?
上記のココロの声から、誤った対応になっていることが多く見受けられます。
実は人におもちゃを貸すことを覚えさせる前に、もっと大切な事を学ぶ必要があるのです。
それを満たせないと、いつまでも人と物をシェアできません。
それは、所有欲を満たすこと。
どういうことかと言うと、「これは、私(僕)の物」という欲求が満たされないと「貸す」ではなく「取られる」と言う気持ちになります。
まずは「自分のものである」という安心を覚えなくてはいけません。
そして、沢山持っているものに関しては分け与える事ができるのが人間。
寄付を出来る人は、金銭的な所有欲が満たされているから寄付できます。
貧困で金銭欲が満たされていないと寄付なんて思いつきもしない。
大人にもこうして所有欲があるように、子どもなら尚更、所有欲を満たすことが少ない分必要になります。
さらに、おもちゃは基本1つしかない。それを貸すのは子どもにとって至難の業です。
ここ出てくるのが「世間体」
おもちゃを貸せないことで「しつけがなっていない」「駄目な親」
そんな批判は誰だって怖い。
そんな時は、周りの親にこう言ってはどうでしょうか?
うちの子はまだ所有欲を満たすことを覚えられていない段階なので、ご迷惑をおかけしますが今後おもちゃを人に貸せるようになるための必要な段階として見守って下さいませんか?
ちゃんと子育てしている親なら理解してくれるはずです。
そこで批判対象になっても仕方ありません。
大切なのは、子どもの教育であり、世間体ではありませんよね。
それに、理解力がない人たちと今後すごしても、事あるごとに「世間体」を気にして育児しなくてはいけません。
それで子どもはちゃんと育つのでしょうか?
それでも、どうしても大人たちとうまくやっていかなければいけない時もありますよね。
そんな時は
- 同じ種類のおもちゃが沢山あるところで遊ぶ。
- 貸せるようになるまで、お付き合いしなくてはいけない親たちがいる場所を避ける。
同じおもちゃが沢山あれば、揉めることもない。
貸せるようになるまでは、離れた児童館や家で所有欲を満たして貸せるようになる練習をするのもいいですよね。
所有欲を満たせれば、気持ちよく人にものや気持ちをシェア出来る優しい人になれます。
その間、暖かく見守れるのが自分しかいないとしてもちゃんと子どもには伝わっていきます。