正しい計算でなくても数字があっていればいい
みなさんこんにちは!今日も頑張って血糖コントロールしていますか?
糖尿病のお子さんを持つ親御さんの悩みとして
「子供が糖尿病に関して自立してもらうタイミングや自立のさせ方がわからない」だと思います。
娘は1型糖尿病を発症して1年半となりますが、今年で小学校3年生になりました。
小学校2年生になると掛け算を学びますよね。
そこで学校の掛け算が上達し、インスリンの計算も自分でできるようになったら素敵ですよね。
今回はその方法を見つけたのでご紹介します。
本来のインスリンの計算では
炭水化物量×インスリンの計算の数値(炭水化物10に対しての比率0,0を追加)=投与するインスリン量
ですよね。
たとえば炭水化物10に対して今の計算の数値が0,6だとしたら
10×0,06=0,6
となります。
しかしこの計算をさせるには、小学生には厳しいものがあります。
そこで私が考えたのは
炭水化物量の十の位をなくした数字×インスリンの計算の数値(炭水化物10に対しての比率)=数字の真ん中に、をつける
です。
先ほどと違うのは、0,0をかけないという点です。
炭水化物10に対して今の計算の数値が0,6だとしたら
1×6=6=0,6
となります。
細かい計算は大きくなった時用にしておいて、大まかな計算はこれでできます。
炭水化物20に0,6の場合
2×6=12=1.2
2×6までは小学校で習ったとおりなのでできますよね。
うちの娘は、これで糖尿病生活も算数も楽しめています。
正しい方法だけが全てではないと思います。
一生続くであろう糖尿病生活において、楽しんだり「少しでも自分自身でできたんだ」とプラスに思えることは素晴らしいことです。
この計算法は実際私も使っています。
もちろん電卓を用いて正しい方法を学べるのならいいのですが、実際電卓を持ち歩いて生活するのは現実的ではなかったり忘れてしまったりします。
何を選択するかは人それぞれですが、今回はうちの娘と私の経験談をお話してみました。