凪のお暇{第1話}から知る恋愛心理(ネタバレあり)【あまのじゃく男性(我門慎二)と空気読みすぎ女子(大島凪)】
引用元https://www.tbs.co.jp/

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あまのじゃくは恋愛関係を破壊し、空気を読みすぎるは自分自身を見失う

こんにちはナミさんです。

恋愛ドラマはあまり興味がないのだけど「凪のお暇」は奥が深く、恋愛だけではない人の生き辛さや成長がリアルに描かれていると思い、今回記事にしてみようと思いました。

引用元https://www.tbs.co.jp/

都内にある家電メーカーで働くサラサラストレートヘアが特徴的な28歳の 大島凪 (黒木華) は、日々何事もなく平穏に過ごすために常に場の空気を読み 「わかる!」 と周りに同調することで自分の平和を保っていた。
しかし、いつもニコニコ、ビクビク、人の顔色を伺う凪の様子に同僚からは、いじり、“良い意味で” のダメ出し、そして理不尽な仕事をふられ放題の毎日。

そんな 「なんだかなぁ〜」 な生活を送っていたある日、付き合っていた彼氏・我聞慎二 (高橋一生) からの一言がきっかけで心が折れてしまう。

それをきっかけに 「わたしの人生、これでいいのだろうか…」 と見つめ直した結果、凪は人生のリセットを決意する。
会社を辞め、家も引き払い、交際していた彼氏もろとも知り合いとの連絡を絶ち、SNS をやめ、携帯も解約。
幸せになるために人生のリセットを図った。そして東京郊外の何もない六畳一間のボロアパートに引っ越した凪。
コンプレックスの天然パーマを隠すため毎朝1時間かけてアイロンをかけていたサラサラストレートヘアもやめて、そのままに生きることを決意する。

仕事もこれまでのつながりも予定もない、誰にも縛られない楽しいはずの自由な生活。

しかし、やはり人の目を気にしてしまう凪は空気を読んでしまいそうになる…。
凪を追いかけてきた慎二やアパートの隣人・ゴン (中村倫也)、そして新しく出会った人たちに囲まれながら、凪の人生リセットストーリーが始まる。

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まずは主人公の恋人、我聞慎二 (高橋一生)の心理から紐解いていきましょう!

【天の邪鬼というプライドと世間体で全てを失った男の子】

慎二くんは、いつも凪ちゃんに辛辣な言葉をかけていましたよね。

それがエスカレートしていって、ついに凪ちゃんが居るとも知らずに同僚の前で、凪ちゃんのことを「あっちの相性がいいだけだから」と発言してしまいます。

それを偶然見かけて、過呼吸になってしまった凪ちゃん。

全ては、ここで急展開を迎える。

過呼吸になっているのに、彼女を救わない時点で「私のことなど、どうでも良かったのだ」そう思われても仕方ないですよね。

しかし、慎二君の行動は本当に言葉の本心だったのでしょうか?

人間の真理というのは、言葉と行動が一致しての真理となります。

なのに、彼の言葉と行動が一致していないと思いませんか?

彼は残業が終わって疲れているのに、凪ちゃんの家に行く。

遊びの女性の家に、疲れているのに行く男性を私は知りません。

そして、彼は必ず泊まっていくのです。

遊びの女性の家に泊まる男性も私は知りません。

でも遊びでも泊まっていく男性も多いみたいだから、ここは当てにならないのかもしれませんが。

体が目的だったり、遊びだったら長い時間を過ごしたり、誕生日のお祝いしようとしてくれるでしょうか?

なぜ彼は、凪ちゃんが離れていってしまうような発言を繰り返していたのでしょうか?

それは、心理学的に見るとコンプックスからくる自信のなさからです。

自信満々に見えて、彼は全くそうじゃないのです。

本当に自信のある人は、言葉の刃で自分と相手の優越をつけないですね。

彼は本心を言うのが怖くて、自分に似ている凪ちゃんを罰することで自分自身を罰せないストレスを発散していたのではないかと思います。

付け加えて慎二君は、自分が本当に凪ちゃんに愛されているかという自信がないから辛く当たるのです。

そうしても、ついてきてくれる凪ちゃんを見て一瞬安心する。

でも心は砂漠状態だから、すぐに乾いてしまって「もっともっと水をよこせ!」という状態になってエスカレートしていったのではないでしょうか。

それから、彼は世間体に勝てなかった。

とっても優しい凪ちゃんは、職場で同僚にいいように扱われていました。

そんな子が、彼女だと言えなかったのですね。

そうして彼は、二度と取り返しのつかない事態に自ら落ちいってしまうのです。

ここで悲しいのは、大切なものを失ってもプライドや自分を捨てられないということ。

さあ、この先彼は強く優しく素直になることができるでしょうか?

 

では次に、主人公の大島凪 (黒木華)の心理を紐解いていきましょう!

【空気読み過ぎて自分を失ってしまった女の子】

凪ちゃんの口癖は「わかるー」

女性のグループの中では、自分を意見を言い過ぎると仲間外れにされてしまうこともしばしばあります。

だから常に空気を読む。

嫌われるのが怖いから、凪ちゃんは自分じゃなくなってでも人に合わせる。

そして凪ちゃんは自分自身の足で立っていなかったので「慎二君と結婚できたら幸せになれる」と勘違いしてしまったのです。

よく女性が間違えてしまう事があるのdすが「結婚したら全て変わってくれるはず」

はっきり言ってしまうと「何も変わらない」のです。

自分という人間を確立しない限り、結婚しても職場を変えても遠くに行っても変わることはありません。

ここで凪ちゃんが、慎二君に「あっちがいいだけだよ」と同僚に言われて過呼吸になる真理とつながっていきます。

凪ちゃんも、慎二君にすがっていたのですね。

「彼が助けてくれる」「彼さえいれば幸せになれる」と。

そうなるはずの幸せが慎二君の一言で叶わないと知った凪ちゃんは、全てを失ったかのような錯覚になったのです。

それで、過呼吸になって息ができなくなってしまいました。

しかし、凪ちゃんは負けませんでした。

自分なりの方法で、今の自分から変化するために、仕事もやめて、引っ越して髪もありのままで再出発しました。

「やり方が間違っているよ」と思う人もいるかも知れませんが、凪ちゃんが慎二君と決定的に違うところは「変化しようと試みたこと」にあります。

間違うのはいいのです。学ばないのが良くない。

それと、凪ちゃんは慎二君のように優しさを失ってはいません。

痛くても辛くても優しさを失わないで、自分を変えるために行動するのって私はとっても素晴らしいと思います。

この時点では慎二君は残念ながら、凪ちゃんに心の成長面で先を越されてしまったのですね。

ふったのは慎二君じゃなくて凪ちゃんの方だな。って私は思いました。

さあ2話はどうなるでしょうか?

恋愛とは、人生最大の人間にとっての課題であると思います。

それをクリアするには、小手先の恋愛テクニックや不誠実な心ではクリアできないことがこのドラマでよく理解できるなあと思いました。

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