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第2話!新たな始まりには予想不可能な出来事が盛り沢山【凪 (黒木華)】

新しい場所で自分探しを始めた凪ちゃん。

さあ、どんな新しい景色が待っていたのでしょうか?

引用元https://www.tbs.co.jp/

全てを捨てて人生のリセットを決意したアラサー女子の 凪 (黒木華) は、東京郊外にある6畳一間のアパートで再出発を図ろうとしていた。

しかし、突然訪ねてきた元カレ・慎二 (高橋一生) からの 「お前は絶対、変われない」 という言葉に、凪の心は激しく荒れていた。

そんな時、ふと目に入ったのは様々な支払い用紙。

生きているだけでお金が減っていく現実に凪は危機感を覚え、失業保険の給付を受けるためにハローワークへ。
そこで、なにやら担当者ともめている 坂本龍子 (市川実日子) と出会う。落ち込んでいる様子の龍子に、凪は勇気を出して話かけてみるが…。

一方、慎二は行きつけのスナック「バブル」で ママ (武田真治)  杏 (中田クルミ) から “女心が分かっていない” と説教を受け、凪との復縁はないと言われてしまう。
ヤケをおこした慎二は、凪のアパートへ行き執拗にチャイムを鳴らすも凪は留守。

そんな慎二に声を掛けたのは上の階に住む 吉永緑 (三田佳子) だった。
その頃、凪は隣人の ゴン (中村倫也) と一緒に近所の公園でバーベキューをしていた。

ゴンが持つ、ゆるっとやわらかな空気に癒される凪だったが、ゴンと家に戻ったところで、慎二と出くわしてしまう。

凪は隣に住む うらら (白鳥玉季) と予定があると言い慎二を避けるも、なぜか凪の部屋で慎二とうらら、緑、ゴンとトランプをする羽目になり…。

引用元https://www.tbs.co.jp/

今回は凪ちゃんの気持ちから考えてみましょう。

【余裕がない中での再出発はまさにカオスだった】

凪ちゃんは過去の自分が嫌で、前の部屋にあった荷物も、人間関係までも携帯を解約してまで断捨離した。

そして6畳間のアパートで新生活を初めたわけだけど、まず凪ちゃんがしたことは図書館へ行って今後の自分の人生設計でした。

人に合わせて(人の人生を生きて)きた凪ちゃんにとって、人生のプランを設計するのはあまりにハードルが高すぎた・・。

だから朝から夕方まで居ても、ノートに1文字も書けなかったのですね。

この心理は必然で、レストランで自分の食べたいものも選べない状態で人に任せていた人が、自分の人生をどうしたいかなんてわかるわけがないのです。

再出発して早々に、大きな壁にぶつかってしまいました。

そんな中、縁を切ったはずの慎二君がわざわざ住所を調べてやってきたのです。

そこで、きつい言葉をかけられてしまった。

「お前は絶対、変われない」

そんな言葉に翻弄されている中で、生活費は消えていきます。

金銭的な現実問題。どんどん余裕がなくなっていくのも当たり前の道理です。

この時点で1度、凪ちゃんは生活の金銭的危機のおかげで「お前は絶対、変われない」の言葉から離れることができました。

ここがポイント。

恋愛で悩む多くの女性は、自分の時間の充実を忘れて異性の感情に執着してしまうのです。

そしてドツボにはまっていくのです。

他に集中できる何かを見つけるということは、その執着から抜け出せる大事なプロセスなのですね。

そしてハローワークに行くのだけど、凪ちゃんと同じく職を探しに来た坂本龍子ちゃんに出会います。

龍子ちゃんは担当と揉めてしまって元気がなかったのです。そこで凪ちゃんは勇気を出して龍子ちゃんに話しかけました。

すると喫茶店で、高額なパワーストーンブレスレットを売られそうになりました。

凪ちゃんは、またここで試練に立ち向かったのです。

・買う

・勇気を出して断る

凪ちゃんは勇気を出して断った。素晴らしい。

しかも凪ちゃんのさらに素晴らしいところは、良心が痛んで謝るために追いかけてきた龍子ちゃんに「石は買わないけど、普通にまたお話するのはどうですか?」とまで返答したことにあります。

許すだけじゃなくて、更に歩み寄るっていうのはなかなかできることじゃない。

その後、凪ちゃんはお隣さんのゴンくんとバーベキューに行きました。

自分とは全く違う世界にいるゴンくんに興味を持ち出しました。クラブという場所にいるのに、性格はゆるっとしているゴンくんは女性にとってまさにギャップ萌えでした。

人間は、ギャップというものにとにかく弱い。

強そうなのに子猫を可愛がる男性の姿に恋をしたり、ゆるふわな女性が意見をはっきり言った瞬間に恋をしたり。

バーベキューの帰りにまさかの、また慎二君がやってきました。

お隣のウララちゃんと約束があるっていったのに、なぜか凪ちゃんの部屋でみんなでトランプをすることになってしまいました。

いつもババを引いてしまう凪ちゃんに、慎二君はまたこんなことを言いました。

「ババを引くやつは、自分から好きで引きに行くんだよな。熱々のポテトを、自分からくださいって言っているようなものだ」

ここで、また凪ちゃんは過去の自分と対決することになります。

ここでのポイントは、慎二君と向き合っているわけではなかったんだと思います。

凪ちゃんは、過去の自分と向き合ってババをした。

そこで手を差し伸べたのがゴンくんでした。

「熱々のポテトほしいよね。だって美味しいもん」

そこで凪ちゃんは、違う視点のゴン君の言葉で笑ってしまうのです。

そして気がつく。

熱々のポテト自分から食べに行ったっていいじゃないか!って

そこで自信をつけた凪ちゃんの中から、怯えた過去の凪ちゃんの表情を慎二君は読めずに自分がババを引いてしまったのですね。

今回も沢山の出来事がある中で、ちゃんと前を向いて進めた凪ちゃんはエクセレント!

未練とプライドで意味不明な行動になる未練男子【慎二 (高橋一生)】

行きつけのスナック「バブル」でママと杏ちゃんから「女心がわかってない」と復縁はないと言われた慎二君は、やけになって凪ちゃんの家に行きました。

しかし凪ちゃんは留守でした。そこに緑さんが現れて、一緒に風と共に去りぬを鑑賞します。

風と共に去りぬは、ハッピーエンドではありません。

私はこのシーンが奥深くて好きなのだけど、ここでこんな言葉を緑さんが言った。

男女の悲劇の引き金はね、いつだって言葉足らず。彼はただ[好き]って伝えるだけで良かったのよ」

ここで慎二くんは、自分が言葉足らずで別れてしまった事を痛感するのです。

プライドが邪魔をする男性は、なかなか頭で理解はしていても素直になれません。

素直にならない。のではないのです。

素直にならなかったほうが今まで良いことが多かったから、まだ過去の自分にも未練があって自分を変えようとしない。って私は思います。

長い時間、遠い距離の凪ちゃんの家を訪ねることはできるのに。

もったいない。

けどまだ慎二くんは、そんなプライドと未練が邪魔をしていることにすら、気がついていないんじゃないでしょうか。

そして、やっと帰宅した凪ちゃんの家に押しかけてトランプをしたんだけど、またここで辛辣な言葉を言ってしまうのです。

「ババを引くやつは、自分から好きで引きに行くんだよな。熱々のポテトを、自分からくださいって言っているようなものだ」って。

でもゴンくんの「熱々のポテト欲しいよね。美味しいもん」の言葉で目を覚ました凪ちゃんの、ババを見抜くことが出来なくて、自分でババを引いてしまいます。

まさにカオスな行動。

未練があるから遠くまで時間をかけてやってくるのに、掛ける言葉はいつも辛辣。

これってよくある風景だな。と思います。

素直にはなれないけど、かまって欲しい子どもみたいですよね。

さあ、風と共に去りぬから慎二君は、この先学んだことを実行できるようになるのでしょうか?

【勇気をパワーストーンからもらう空気読めない女子。坂本龍子 (市川実日子)】

龍子ちゃんは凪ちゃんと正反対ですよね。空気が読めません。

それで、人と打ち解けられずに苦しんできたのです。

そこで龍子ちゃんは、パワーストーンに依存してしまいました。

これって良くないことなのでしょうか?あーあ。なんて思った人もいますか?

私は、自分がそれで前向きになれるのならパワーストーンに依存したプロセスはとても大切だと思います。

龍子ちゃんは、必ず行動する時に腕のパワーストーンをぎゅって触ります。

本来ならば、自分自身から出る勇気や、友人や恋人や家族から勇気をもらったりするものです。

けど人と打ち解けられなかった龍子ちゃんは、大切な人の代わりにパワーストーンに支えてもらってたのです。

けど、龍子ちゃんにも変化が訪れました。

自分に興味を持って話しかけてくれた凪ちゃんに、パワーストーンを売ろうとしたことで友人とパワースト−ンを天秤にかける時がやってきたのです。

私は、今まで依存していたパワーストーンより友情を選んで追いかけて謝った勇気を素晴らしいと思います。

しかもそこで凪ちゃんに「石は買わないけど、お話するのはどうですか?」という温かい言葉までかけてもらった。

人というのは過ちを犯します。でも、それを許して歩み寄ってくれた人に大きな感謝と信頼を置くのです。

凪ちゃんという人に出会えて本当によかったね。

今までお友達がいなかった龍子ちゃんは、凪ちゃんとうまくやっていけるでしょうか?

そしていつになったら、パワーストーンなしでも勇気を持って生きていくようになれるででょうか?

【ゆるっとふわふわギャップ男子。ゴン (中村倫也)】

これをまさに、ギャップ萌え男子。

凪ちゃんに、新しい世界をいつも見せてあげています。

でも彼は、自分の自己開示はあまりしませんよね?

なぜでしょうか?

隠してるんじゃなくて、自分の気持ちをちゃんと考えたことがないのではないでしょうか。

わからないことは、話すことが出来ませんかあらえん。

メンヘラ製造機と呼ばれる人は、どんな理由にせよ自己開示のなさとマイペースで女子を翻弄する。

それと、とっておきの優しさ。

さて、これからゴン君の中身は明かされていくのでしょうか?

気になる第3話は次のページ!