目次
悩む理由
本日のお悩みは、皆さんに共通することかもしれません。
これは、過去の私の悩みです。
今日の記事は、これ書いてしまったら今後書く記事が1個もなくなるかもしれないし、カウンセリングの予約もなくなる覚悟で書きます。
カウンセラーって結局は最終的に「自分の力で解決できるようになってもらうこと」が仕事だから、それでいいや!
今は、順風満帆でも、いつ人は上記の状態になるかわかりません。
でも、どうして悩むのでしょうか?
それは、混乱しているから。
私達は、今日を生きているのに、ココロが過去や未来を行き来してどこを歩いているのかわからなくなる。
ただただ漠然と不安が押し寄せてきて、解決するすべも見つからない。
悩むということは、迷子と同じ。
迷子は、地図があれば迷いません。
人生とは、そんな単純にはできていないのでしょうか?
できている。しかし地図だけでは足りません。
明るい前向きな、自己啓発や宗教や占いや生活習慣では足りない。
では、何があったら全ての悩みはなくなるのでしょうか?
悩みをなくす3つの方法
悩んでいる事柄の多くは、混乱という迷子だとお話ししましたが、その混乱はなぜ起こっているのでしょうか?
多くの人は、こう答えるでしょう。
半分正解で、半分不正解。
どういうことかと言うと、解決策とは常にプラスの可能性として考えていることが多いのですね。
しかし、すべきことは間逆です。
【悩み解決の第一ステップ】
まず第一のステップとして必要なのは、最悪の結果を想定すること。
そこまでであれば、ただただ不安になって心と体はたちまち病に冒され床に伏すでしょう。
だから皆、この第一ステップから逃げ出してしまう。
逃げている限りは、ずっと迷子のまま。
だから思い切って、予想してほしいのです。
想定するだけではいけない。というか、終わらせない。
なぜ最悪の結果を想定する必要があるのかと言うと、第二ステップに進むためなのです。
【悩み解決の第二ステップ】
その最悪の結果を受け入れ➔覚悟すること➔一気に不安は解消する。
受け入れるとは、開き直りとも言います。
当たって砕けろの、一歩手前の脳内です。
受け入れて覚悟するというのは、黙って最悪な想定へ向かうことではありません。
覚悟した上で、その出来事と戦うということへの決意。
最悪を想定しているのだから、失うのもは何もない。
失うものが何もないのだから、どう転んだって最悪より良い結界になると確定したも同然。
敵がわからなければ、勝ち方がわからない。
受け入れて覚悟できたら、すっとココロが落ち着くのを感じると思います。
見えない敵にいつまでも怯えるのではなく、しっかりと目の前に敵を見定めて最悪の結末を想定する。
ここで、キュプラーロスの死の5段階のお話を。
人は死を宣告されると、5段階を経て混乱から抜け出します。
第1段階:否認(否認と孤立)
死の運命の事実を拒否し否定する段階。周囲から距離をおく。
第2段階:怒り
死を否定しきれない事実だと自覚したとき、「なぜ私が死ななければならないのか」と問い、怒りを感じる。
第3段階:取引
死の現実を避けられないかと、「神」と取引をする。
第4段階:抑うつ
何をしても「死は避けられない」とわかり、気持ちが滅入り、抑うつ状態になる。
第5段階:受容
死を受容し、心にある平安が訪れ毎日を精一杯、生きようとする。
さて、あなたは今どこの段階でしょうか?
「私(僕)は死を宣告されていない!」って?
私は、ココロの悩みココロの死を迎えてもおかしくないと考えています。
体が生きていても、心が死んでしまってはゾンビと同じです。
大切なのは、最悪の状態を想定し覚悟することと言いました。
上記の5段階目がまさに、問題解決の第二ステップ。
私の場合は、娘が私より先に死ぬかもしれないと思ったのです。
1型糖尿病と診断された日から2ヶ月かけて、この死への5段階を経験し、覚悟しました。
よく考えてみれば、人はいつか死ぬ。
私は、毎日大切な人が死ぬことを考えます。
それは悲観的なのではなく、死を覚悟すれば、そうならないためにはどうしたら良いのか?解決策を探しながら、自然と時間と人を大切にして誠実に生きられるからです。
これは、強制的に覚悟せざる負えなかったケースではありますが、多くの人が悩みの段階で第三の【取引】で停滞する。
【取引】とは、占いや神に頼ること。
目の前の状況をスピリチュアルな見えないもので覆うことで、自分が見たくない目の前の問題が見えないことをごまかそうとしてしまう。
私は、声を大にして言います。
「死後の話をする人なんか、嘘つきだ。生まれ変わるとか前世だとか、死んでもいないのになぜわかる?それを自分自身が考えるのは構わないが、人に押し付けては詐欺と同じだ。第一にそれで何が解決するというのか?何も解決しない。神に祈って命が救われるなら、不老不死にだって誰でもなれる。私達が大切にすべきは、現世とか死後の世界ではない。現在生きている今だ」
大切な人が、亡くなってしまった時に「きっと天国へ行くよね」とか、死者を想う気持ちは大切だと思います。
そして、神様を信じることで今気持ちが楽になるのならいいのだと思います。
残った者にとっても、先だった者にとっても。
しかし、いつか現実を受け入れることでしか、楽にはなれないということを、死を宣告された人ですら最終的に知ることになるのです。
むしろ、死を宣告されたからこそ、知らなくてはいけないところまでたどり着いたのかもしれません。
鬱状態に悩んでしまう人も同じくして、覚悟までたどり着くことができずに停滞してしまいます。
実は、22歳の時1年間、鬱で外に出られなくなったことがあります。
お風呂にも入らない。眠れないし、食べられない。
どう脱却したか?
その当時は、沢山の精神安定剤を飲んでいました。
精神安定剤は、何も考えられなくなります。
初めは、死にたい気持ちをなくすのに必要だったのですが、喜びの感情も消えていくのです。
精神が落ち着いてくると無感情な日々が怖くなって、一気に薬をやめて開き直って生きていくことを決めたら、すごく楽になり、強くなりました。
精神安定剤は、勝手な判断で止めてはいけないから真似はしないでくださいね。
私が鬱になったのは、悩みに対しての覚悟もなかったのと、それに伴う策も考えることができなかったからです。
だからこそ、どうしても今回の記事は書きたかった。
スピリチュアルにハマって大金を費やしたり、自我を失ったり、ココロの病気になる前に解決してほしいのです。
なぜ、最悪の結末を想定して覚悟すると、ココロが落ち着くのかと言うと、結末はいつも大したことがないからです。
例えば、
とか
これらは、毎日の精神的な苦痛に比べると、痛くも痒くもない事に気がつくでしょう。
重要なのは、精神を落ち着かせて不安をなくし、客観的に物事の解決策を見つけることにあります。
そして最後のステップ。
【悩み解決の第三ステップ】
覚悟したら、その出来事が起こらないようにはどうしたら良いのか最善の方法を探して日々実行すること。
これは、悩み続けるのではなく、アイディアを出し前向きに生きるということ。
解決とは、何でしょうか?
解決とは、自分自身がその問題に対して何が出来るかを見つけて実行することである。
というか、実際のところそれしか選択肢がないことにも気がつくでしょう。
自分にない能力を発揮することはできません。
ある日突然、魔法を使えるようになったり、王子様が迎えに来て全てを解決してくれるなんてことは、物語のお話しだけ。
だから、自分自身で出来ることを最大限の力で実行する。
それが、一日を精一杯、生きるということにつながります。
先程、キュプラーロスの死への5段階のお話をしましたが、ここから話すことは実話であり、明日は我が身かもしれないと思って聞いてください。
驚かしたいのではなく、誰にでも起こり得るということだからです。
癌にかかる人は、自分が癌になることを想定していたでしょうか?
答えはノーです。
しかし、ある日突然、宣告される。
強制的に5段階へと突入する。みんなそれぞれの人格のはずなのに、ちゃんと最後には受け入れ笑顔で生きる。
なぜ?
残された時間を、一番輝かせようと覚悟したからです。
もっと深く追求すると、
と決めたから。
健康体である人には不可能でしょうか?
ココロとは、どこにあるのかわからない。だれも、体のどの部分に心があるのか答えられません。
でも、ココロは皆平等に存在します。
そして、そのココロの中には、怒りとか悲しみとか喜びとかが、いつもいっぱい詰まっています。
できれば、日々を喜びで満たしたい。
時々、平和すぎる日々に飽きるという贅沢な人も居て、人生が壊れてしまうような事柄に自ら身を置く人もいますよね。
不倫したり、ドラッグに手を出したり。
人生が辛くて、そういったことに手を出してしまう人もいます。
だけど、もしも皆平等に与えられた時間が1日だとしたら?
明日世界が終わって、今日しか生きられないとしたら?
過去の、終わった関係や出来事なんか葬って、未来がないんだったら未来の不安なんかも葬って、今日を精一杯生きるのではないでしょうか?
客観視しながら、解決策を見つけた先には大抵
ということに気がつくでしょう。
それが覚悟して、1日の1分1秒を精一杯、生きるということ。
魔法の能力先読み
先読みとは、イメージトレーニングで誰にでも出来ます。
どうして、問題解決に先読み能力が必要なのかと言うと、
過去記事にもあげているのですが、よく間違われるのが先読みとは「心配」と思われています。
それは間違った解釈であって、本来の先読みとは「備え」です。
「心配」が、第一ステップでの停滞だとしたら、その先をさらに読んだ第二ステップが「備え」。
正確には、心配した先に備えをしっかり考えているという解釈も出来ます。
先読みできるようになると、何が起こるのかと言うと
冒頭に、混乱を起こし迷子になるから人は悩み続けると話しましたが、先読みして覚悟していればそうなる前にどうしたら良いかもセットで考えられるようになってきます。
たとえば、恋愛の結末は添い遂げるか、別れるかですが、別れる原因はいつも「お互いをわかりあえなかったから」
別れてしまうことを想定して、決別しないように話し合いをするとか、解決策を見つけるとか、しなかった結果です。
別れが、死と同じだとしたら前向きに一生懸命、毎日、相手のことを観察し精一杯できることをするのではないでしょうか?
全部許しましょうとか、簡単にいうカウンセラーもいますが、それは最終的に冷静になって時間経過で出来ること。
更に言うと
って意味であって、嫌いなものは嫌いでいいし、苦手な人だっているし、その分、好きな人や物を大切に今日を生きたら良いじゃない!って思います。
現実世界をよく見て、3ステップを実践して悩みを解決してほしいと願います。
逃げることも、私は必要だと思いますが、いずれ形を変えて向き合わなくてはいけません。
向き合うときに、この三ステップは、必ずあなたや大切な人の役に立ちますように。
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