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できることと、していることの違い
みなさんこんにちは。ライフスタイルカウンセラーのナミです。
物事を習慣化できたら、ダイエットも勉強も仕事もうまくいくことが多いですよね。
できることと、していることの違いをご存知でしょうか?
習慣化させるためには「できること」と「していること」の違いを知ることから始めると習慣化しやすくなりますよ。
その違いとは
【できること】
・たまたまできること。
いつもは上手に歯を磨けないが、たまにきちんと磨ける時がある。これは「たまたまできること」。
・やればできること。
いつもは部屋が散らかっているが、やろうと思えば片付けられるが習慣になっていないこと。これは「やればできること」になる。
・促されればできること。
例えば「後片付けしなさい」と親に言われて、子どもが片付けをした場合は「促されればできること」のできること。
【していること】
・自発的にしていること。
誰かに言われなくても自分からしていること。
自分がそうしたいと思ってしていること。
・日常的にしていること。
朝起きたら必ず歯を磨く。
夕方6時になったら毎日勉強する。など
自分自身の場合は、上記の2点ができるまで気をつけることが大切です。
育児で大切なのは、児童ができることからしていることになるまでのプロセスを学ばせてあげることです。
次は、日常化するプロセスです。
日常化させるために
日常化するために必要なこと
【小さなことから】
小さなことから始めなければならない理由。
なぜ大きなことからではいけないのでしょうか?
それは、その人の今の能力に見合わない大きな、もしくはたくさんの行動をさせるというのは本人にとって困難なだけではなく「こんなこと毎日したくない」という気持ちにもつながってしまうからなのです。
いきなり洗濯して干してたたませるという日常化は不可能ですが、脱いだ服は洗濯カゴに入れるように日常化させることなら可能です。
その小さな積み重ねがしていることへ繋がり、さらなる大きな習慣へのステップとなるのです。
【できるだけ同じ時間に同じ習慣を】
できるだけ同じ時間に同じことをする理由に、時間と行動が一定している方が習慣化しやすい。
起きたら顔を洗い→歯を磨く。といった順番も、もちろん大切です。
職場についたら心のスイッチをオンにして、タイムカードを押した瞬間にオフにするというのも習慣にすると仕事のストレス軽減になりますよ。
【最低3週間は続ける】
人間が行動や思考を日常化するには、3週間は続けることが必要とされています。
3週間繰り返すことで「当たり前のこと」として本人に根付かせることが目的となり、2週間では足りない場合があり、足りないということはしなくなってしまうことになってしまうのです。
しなくなってしまった行動や思考は、また1から3週間続ける必要があります。
・段階を踏んで大きなことへの習慣へ。
自分以外の人に習慣づけるために
自分以外の人への主観づけには必ずそばにいる人の声掛けが必要になります。
【できなかったことを責めるのではなく、できたことに目を向けて一緒に喜ぶ(子どもやパートナー・職場の部下・友人に対して)】
【できなかった時の声かけ】
今回は育児に例えてみましょう。
「だから言ったでしょ」
「どうしてできないの」
「~しなさい」
これらは、全て児童のやる気をなくさせる言葉です。
育児とは自分の主観を子どもにコピーすることでもなく、押し付けて言いなりにすることではないですよね。
繰り返しになりますが、自立できるように自分で考え行動できる子になれるよう支援することが親の役目です。
できなかったことを指摘するのではなく、できたことへの感謝や共感をすることが自立へつながります。
できなかった時にすべきことは、考えさせるという癖をつけさせるために、批判するのではなく疑問を投げかけること。
「どうしてできなっかったと思う?じゃあどうしたらできるようになると思うかな?」
冷静に伝えることが大切。
頭ごなしに怒りでいうことを聞かせるのは、小さいうちは簡単かもしれないけど、のちに本当の気持ちを隠す子どもになっていきます。
なぜなら、理由も教えられずにただ「やれ!」とか「やめろ!」と言われ、考える癖もついていないのでどうしたらいいかわからない上に、自我は芽生えているので話もまともにできない親になんか自分の気持を伝えようとするわけがない。
子どもは、子どもなりに考えているのですね。
めんどくさがらずに一つずつ丁寧に説明したり、考えさせるような質問の投げかけが、親子の信頼関係を強くし、子供に考えられる頭ができ、習慣化させられるプロセスができます。
【出来たときの声掛け】
実は、出来た時に一緒に喜ぶ声掛けというのが、一番習慣化するのには大きな影響力があります。
「前はできなかったのに、こんなにできるようになったんだね。ありがとう!ママも嬉しい!」
責められるよりも、出来たことに注目してくれたほうが嬉しいですよね?
よかったら取り入れてみてくださいね。