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ゲーム課金者は自分がなぜ課金しているのか理解していない
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子どもや旦那のゲーム課金やゲーム依存に悩む人は、今の世の中とても多いですよね。
課金自体は悪いことでは無いのですが、家計を破綻させてしまったり、するべきことを疎かにするようになると問題です。
悩んだ末に解決策が見つからないまま「諦めたり」「強制的な手段をとったり」といった、根本的な問題解決にはならない行動をとってしまいがち。
どんなに
と声をかけても
そんな答えが返ってきてしまう。
そこには、やめるための根拠がないからだとしたら。
きちんとした根拠のないものに、人は心を動かされません。
強制的に課金できないようにしても、一時の制圧にしかならず空きを盗んでは課金するという結果になります。
課金者たちは「楽しい」という欲に溺れてしまっているのと同時に「自分が課金されられている」という事実を知らないのです。
あくまでも「自分の意思で課金している」と捉えています。
自分が楽しみ、その楽しみをもっと楽しくするための手段が課金であって、ゲーム会社と自分は対等であると錯覚しているのです。
この先の記事に進む前に、
私自身、ゲームの存在を悪いとは思いませんし
という意見は理解できます。
課金しだすと止まらなくなり、一緒に生活している人にまで影響を与えてしまうケースが多いため「過度の課金による悪影響」を回避するための手段として考えてみました。
適度にゲームや課金をするのであれば「息抜き」といった意味では、プラスの効果がある場合もあります。
課金させられているという理解をした上で自分から課金をやめてもらう方法
先に簡単に課金をやめさせられる一言。
この一言で私の友人は、子どもの頃課金を一切しなくなったそうです。
ゲーム課金者がなぜ「自分から課金している」と勘違いするのかというと、全てのゲームにこう書かれています。
「このゲームは基本無料で遊べますが。一部課金制があります」
この言葉には強制ではなく「自分の意思で課金の選択肢があるということ」なおかつ「無料で遊べるという甘い言葉」が入っていますよね。
これが、もし「このゲームは全て有料です」というゲームばかりだったら、小さな課金という、初めの罠にかかる人は少ないように思います。
「自分から行動を起こす」のと、「人にさせられる」のでは人間の意識は全く違うのです。
「ゲーム業者が意図的な搾取のために、無料をいう武器を使い自分から時間とお金を同時に奪っている」
ということを理解してもらい、「強制的に課金に仕向けられていた」という事実に気がついてもらわなくてはならりません。
先ほどの言葉で「暇な人の暇な時間をお金に変えろ」という、巧妙に仕掛けられた罠に気づく必要があるのです。
そんな事実を知った上で、まだ課金したいという人はいるのでしょうか?
この言葉の効力を発揮させるためには、条件が必要です。
- 課金者と説明する側に信頼関係がある。
- 課金者に考えられる能力がある。
- タイミングが重要。
1つずつ考えていきましょう。
【1、課金者と説明する側に信頼関係がある】
信頼していない人から何を言われても、心には響きません。
これを告げる前に、十分な信頼関係を作っておく必要があります。
【2、課金者に考えられる能力がある】
3歳の子供に、この言葉をかけても意味がありません。
ゲーム業界や「自分が暇だと思われて悔しい」ということを考えられる年齢でなければ、効果は出ないでしょう。
【3、タイミングが重要】
この言葉は、なんども使える訳ではありません。
重要な言葉こそ1度で伝えることが肝心です。
1度きちんとした道理を伝えて、わからなければ今はまだ理解できないのかもしれません。
タイミングを間違えたからといって、諦めるには勿体無いのです。
すぐに効果が出なくても
今わからなくても、後からわかってくることはいくらだってあります。
こんな経験はないでしょうか?
思春期に、親に言われた言葉が今になってココロに響いた経験が。
課金者や依存者も同じなのです。
私の見解では、誰からどう見ても騙されている人間に対し
の言葉だけでは何の役にも立たちません。
それどころか
と心が離れていってしまう。
それを回避し、理解してもらうためには「自分自身がきちんと理解し、論理的に説明できるようになっておくこと」が重要なのですね。
本人が課金しすぎて、自分の精神や金銭問題が発生して初めて
と思うケースもありますし、それが、お互いのやりくりの金銭内の中で発生しているのであれば
・月にいくらまでかを決める。
・課金したければ、自分で稼いだお金で。
などのルールを設けることで、課金者を止めたい側の被害をなくすことがでるかもしれません。
ここからは、依存する心理の解明と依存から抜け出すための方法について書いていきますね。
男性や子どものゲーム依存のメカニズム
「旦那がゲーム依存で全く家事育児に不参加で、しかもその影響で子どもにまで悪影響があり困っています」
現代の大きな悩みの一つとして、そして離婚にまで発展するほどの問題ですよね。
だがしかし
頭ごなしにゲームをやめてよ!と叫んで訴えたところで生まれる結果と言えば
・一瞬しかなおらない。
・そのうち隠れてゲームしだす。
・何度も叫ばれ続けると慣れてきてもっと酷くなる。
女性側からすれば、家事育児を放棄してゲーム依存になったりギャンブルに走ったりなんて信じられない事態。
その心理メカニズムはこうです。
・つまらないから
・長いことお互いに向き合わなかった結果
きゃあああああああああああああああああ
自分でも発言してなんかショックな気持ちになったけど、これが現実。
もっと掘り下げるのなら
・初めはちょっと遊んでただけなのに怒られすぎて開き直った。
・どうせゲームやめたってやりたくもない家事を押し付けられることをわかっているから、じゃあ楽しいゲームの方がいい。
・大変な仕事からやっと解放されたのに感謝もされずに居心地悪くてムカつくし、もっと素直に言うなら悲しい。
・話し合いもせずに頭ごなしに怒られる。
男性や子どもは、楽しいことが好きなのです。
言い換えたら、つまらないことはしたくない。
承認欲求ももちろんあり、向き合ってもらえない相手からは逃げようとするものなのです。
そんな時に自分が相手に向けている態度
たった一つですよね?
何で私ばっかり!」
この気持ちが強けれが強いほど、真面目に家事育児をこなしている健気な女性であることははっきりしています。
いつの間にか家事育児を「やらなければいけないこと」になっていませんか?
考えてみてください。あなたの母がもし、以下の2者だとしたらどちらがいいですか?
部屋は綺麗だけどいっつもイライラしてる女性と
たまに出前もとるし部屋もちょっと汚い時もあるけど優しい女性。
真面目なあまり詰め込みすぎてストレスを抱える女性は日本人女性にとても多く感じます。
息抜きも、大切な「しなきゃいけないこと」にしてみるのも、1つの手段ではないでしょうか。
そうして、ココロに少し余裕ができたら、冷静に相手に伝える手段が見えてくる可能性が上がります。
余裕のないココロでは、うまく考えられず伝えられないのが人間です。
ここからは、相手にゲームから抜け出し家庭の事や勉強にめざめてもらう手段を書いていきますね。
家事育児、勉強に目覚めさせるために
先に伝えておきたいことがあります。
それは
人は変えられないということです。
「じゃあこのまま我慢しろってこと!?」
違います。
自分は変えられる。
状況を変えたいのであれば、自分から変わるしかないということです。
具体的には
・お願いすることは小さなことから。
・してもらえたら感謝の気持を素直に伝える。
・ゲームをやめさせるのではなく一度自分も共感してやってみる。
・家事育児以外にしてもらっていることへの感謝の気持ちを思い出し感謝の気持を伝える。
・ゲームよりも楽しいことの提案。
・やってもらう。ではなく、一緒にする。(共同作業)
・感情的にならずに素直に話し合う。
以上が状況を好転させるために自分が変わるべき箇所なのですが、具体的に1つずつ考えていきましょう。
【お願いすることは小さなことから】
なぜ小さなことからお願いするのかというと、初めから大きな家事は家事初心者にとっては大変すぎるからなのです。
小さなことであればやりやすく、尚且つ続けやすい。
【してもらえたら感謝の気持を素直に伝える】
そして感謝を伝えることで
という自信にもつながり、そのうち進んで自分から取り組むようになってくれるかもしれません。
快く取り組んでもらわなければ、続かないのですよね。
【ゲームをやめさせるのではなく一度自分も共感してやってみる】
自分が楽しくやっている趣味を否定ばかりされては、ゲームをやめるどころか家事を手伝おうなんて気持ちにもなれない可能性があります。
家族が興味を持っているものに関心を向けることで、あなた自身にも「こんな楽しさもあるんだ」という気づきに繋がるかもしれませんし、自分の趣味に興味を示し理解してくれようとされたら嬉しいのが人間心理です。
【家事育児以外にしてもらっていることへの感謝の気持ちを思い出し感謝の気持を伝える】
いつの間にか、文句ばかりになってはいないですか?
普段旦那さんが、お仕事をしてくれているのであれば
と声に出して伝えることは、夫婦生活が長いほど大切だと思います。
なぜかというと、どこまでいってもしてもらえてることは当たり前のことではなく感謝することですし、女性も
と男性に思われるより
と言われた方が「頑張ろう!」と思えるのではないでしょうか?
【ゲームよりも楽しいことの提案】
世の中にはたくさんの趣味があり、共通の趣味を探し一緒に過ごすことは、家族の中が深まるだけでなくゲームからの離脱にもつながります。
完全にゲームから離れなくとも、他に趣味を持つことでゲームの時間を減らすことになれば十分いい傾向じゃないでしょうか。
【やってもらう。ではなく、一緒にする(共同作業)】
なぜ一緒に行うのかというと
人は近くでたくさんの時間を過ごし、なおかつ同じ作業をすることで「心が近くなる」という性質を持っています。
それに一人で床掃除をするよりも、和気藹々としながら家族で掃除する方が楽しいですよね?
ある農家の老夫婦がいました。
二人はいつも仲良く農作業をしていたので、なぜそんなに仲がいいのかと尋ねてみたところ
「二人して作った野菜に、二人して作った味噌、二人して料理して一緒に食べる。仲が悪くなる理屈がどこにあるのかね」
仕事は男性がするものと決めつければ、女性は仕事の大変さを忘れて感謝が薄れる。
家事育児は女性がするものと決めつければ、男性は家事育児の大変さを忘れて感謝が薄れる。
であれば
小さなことからでもいいから共同作業を増やすことで、辛いことも嬉しいことも作業を通じて分かち合って、家族間の会話も増え、「いつか本当の気持ちを、お互い伝えられるようになる」と考えられます。
初めは、家族の興味に合わせた共同作業でいいのではないでしょうか。
【感情的にならずに素直に話し合う】
感情的になって話し合うことは、相手の心には響きません。
なぜなら、相手もゲームばかりで家事育児に参加をしていないことを自覚しているので
という気持ちにしかならないからなのです。
これが、先程のココロの余裕に関係します。
怒りに任せて家事をしてもらって、心から嬉しいでしょうか?
せっかくなら、心地よくお互いが納得して手伝ってもらう方が嬉しいのではないでしょうか。
これら全てに、相手を認めるという内容が含まれているのです。
人間は皆、認められたり共感してもらうことで自信につながったり、プラスの行動へ転換できるものなのですね。
それは偽物の気持ちではいけません。
なぜなら、偽物の気持ちだと続かないからなのです。
すぐに成果は出ないかもしれませんし、さらなるストレスを感じるかもしれません。
しかし選ぶは二択。
・諦める
・自分が変わる
そこに合わせて使いたい心理効果があります。
この効果を使うことで、相手が変わっていくのに良い変化をもたらすかもしれません。
その方法を、下記の記事でご紹介していますので読んでみてください。↓
続きですが、習慣力は課金者が変化するためにとても大切なことです。習慣力についてかこちら↓
でもお伝えしたのですが依存や課金から抜け出すには、良い習慣を、習慣化させることが大切なのです。
そして
この素直な言葉って、歩み寄りをちゃんと続けていたら響いていくことを実感できる日が来ると思います。
依存症の場合
最後に、もしも病的な依存症の場合は治療が必要です。
それは恥ずかしいことではなく、未来のみんなのために、子どもも大人も診て貰う必要があります。
ちゃんと治せるものだから焦らずにお医者さんに診てもらってくださいね。
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