目次
第4話ついに来たメンヘラ製造機
【メンヘラ製造機にハマってしまった女子(大島凪)素直になれた男子(我門慎二)とメンヘラ製造機(安良城ゴン)】
今回は話題の男の子ゴンくんがメンヘラ製造機を発動しましたね。
私もメンヘラ化したことがありますが、製造機側の心理も製造される側の心理も考えていきたいと思います。
凪 (黒木華) から正式に別れを告げられ道端で泣き崩れてしまった 慎二 (高橋一生) の前に、ゴン (中村倫也) のクラブ仲間・エリィ (水谷果穂) が通りかかる。
そのままゴンがいるクラブへ連れていかれ、そこで 「ゴンは付き合った女の子をダメにしてしまう、“メンヘラ製造機”」 だという話を聞く。
凪とゴンが気になる慎二だが、一方で、大阪支社から異動してきた、OL 時代の凪と同じサラサラストレートヘアの 市川円 (唐田えりか) と、距離が近くなっていた。
その頃、凪は隣人のゴンの部屋で一晩を一緒に過ごし、完全にゴンに堕ちてしまっていた。
“良い意味で” どこまでも自由に振る舞うゴンに対して若干のモヤモヤを感じていた。
しかし、ほかの女性と親密に話すゴンからは目をそらし続け、倹約家だったにも関わらずコンビニで食料を買い、ハローワークにも行かず自堕落な生活を送り続けるのだった…。凪のことがどうしても気になる慎二は、再度、凪のアパートへ向かう。
凪は出てこず、たまたま出てきたゴンとなぜかゴンの部屋で凪の帰りを待つことに。ついに直接対峙した慎二とゴンは… !?
引用元https://www.tbs.co.jp/
では凪ちゃんからいってみましょう!
よくわからない事への挑戦には距離感が大切
ついに凪ちゃんは「付き合う」という過程を飛ばして、一晩をゴンくんと過ごしてしまった。
私はこの時点で「ミスったな」と思いました。
体を許す前にちゃんと「付き合う」という過程を確立させないと、女性が苦しむことになります。
ぜひ皆さんにも「付き合う」過程を飛ばさないで欲しい。
しかも凪ちゃんはゴンくんに体を許した後に「背中が冷たい・・・」と、違和感を覚えていました。
その「違和感」こそが直感というものであり、私の経験上、その違和感は間違いなくその後の関係性に大きな影響を与えます。
しかし、恋愛麻薬状態の女性はその「違和感」を自分の気持ちでねじ伏せてしまう。
それで泣いている女性をたくさん見てきました。
ぜひ、感じた違和感を忘れずに大切にして欲しい。
そして龍子ちゃんから借りた少女漫画を読みながら「あの慎二でも、段階を踏んでつき合うことになったんだ」と思い出しました。
ズルズル関係を続けていくと必ず誰もがぶつかる壁「私と彼の関係は何なんだろう」
そうして執着に変わっていく。それはもう愛ではありません。
完全にゴンくんのペースにハマってしまった凪ちゃんは、自分を見失って、ひたすらゴン君に合わせた生活になっていきました。
やっと帰宅したゴンくんに、自分たちの関係を聞こうと思ったのに鍵を渡されたことで「付き合っている」と錯覚します。
鍵をもらったという事実は、正直すごく高度な技術だと思います。大半の遊び人のメンヘラ製造機はそんな事はできません。
他の女性の存在が、知られたくないからです。
なので、ゴンくんの場合は私の知っている遊び人タイプのメンヘラ製造機ではないようです。
言い換えれば、遊んで女性を傷つけているという無自覚な可能性が高い。
必然的にゴンのいるクラブへ通うようになった凪ちゃんですが、やっぱり自分とゴンくんの関係性が確立していないのもあって、他の女性との関係を想像して眠れない日々を送っていきます。
食べ物もコンビニで散財するようになり、職探しもせずにゾンビ状態に。
メンヘラの完成です。
これは魔性の女やダメ男(DV男もふくむ)に引っかかる原理教えます〜そしてもう騙されない〜
でもお話したのだけど、関節強化による執着心なのです。
心配して来てくれた龍子ちゃんも振り切って、ゴンくんから誘われたドライブへ行ってしまいます。
約束のない関係って、こういう末路が多いですよね。
そして凪ちゃんは、他の女性の影を自分の気持ちでねじ伏せてはいるけど、本当はわかってるのです。
だから苦しい。嫌われたくないから聞けない。
目の前で他の女性と腕を組んで帰宅するゴンくんを見ても黙ってしまうのですね。
龍子ちゃんは、凪ちゃんが大切だから意を決して「それおかしいです。それってセ、セ、セ、セフレって言うんじゃないですか?そんなの本当の幸せじゃないと思います!」と言いました。
けど、まだ現実を見たくない凪ちゃんは「坂本さんに本当の幸せが何かとかわかるんですか?現実の恋愛は少女マンガとは違うんです!」何てことを言ってしまいます。
いいのかな?いいのかな?
言葉は時として時間差で作用する。
この言葉がいつ凪ちゃんに届くのかは、誰にも予測できないですよね。
でも届くとしたら、目が冷めだした時しかありません。
部屋に戻った凪ちゃんは、隣の部屋から聞こえてくるゴンとモルのイチャイチャから目を背けて、昼は耳栓をして寝てすごし、夜に起き出して出かけるようになりました。
ある夕方、凪がゴンの部屋で夕食を作って待っていると、エリイが入ってきて凪がいるのを見て「あいつとうまくやっていくには用法・用量を間違えないようにするのが大切だよ」と忠告してくれました。
そして自分も「同じ鍵を持っている」と鍵を見せて
「あいつは誰にでもすぐ渡すんだよ。目の前にいる奴にはすごく誠実だけど、目の前にいないヤツの事はすぐ忘れるんだ。だから今夜は帰ってこないよ」と。
一番気が付きたくない現実が、ついに目の前に現れました。
それでも凪ちゃんは、目を背けました。もう心は混沌状態。
その後、心配した慎二くんの言葉にも目をそらして、自分が耳栓していたことを悔やみながら「ゴンさん家にいたの!?」となってしまいます。
よくわからない物事や人と接するときには、距離感が大切です。
エリィちゃんの「あいつとうまくやっていくには用法・用量を間違えないようにするのが大切だよ」
の言葉はふかーーーーい、意味があります。
近づきすぎると自分を見失うのです。
このドラマを見いている人たちは、客観的に見ているから「なんでこんな男に引っかかるんだ!」と思うかもしれません。
けど、人というのは自我の確率もしていなくて、優しくしてくれる人に翻弄されてしまうのはよくあること。
ここで助けてくれるのは、今まで築き上げてきた人間関係だったりするのです。
だから誠実に生きていないと、泥沼にハマった時誰も牽引してくれません。
身代わりは所詮、身代わりであり、未練だけでは心は動かせない
次は、慎二くんの心理を考えていきましょう。
まだまだ凪ちゃんに未練がある慎二くんは、たまたま会ったエリィちゃんからゴンくんがメンヘラ製造機だと聞いて、仕事も手につかなくなります。
そんな心がグラグラしている中、大阪から移動してきた後ろ姿が凪ちゃんにそっくりの市川円さんと、いい感じになるのですが。
でも結局は心の空白を埋めるために一緒にいるようなものだから、凪ちゃんを思い出してしまうのです。
というか、似ている人で心は埋められないし、その人といるといつまでも心の傷は癒えない。思い出してしまうもの!
その後、やっぱり自分の気持ちを抑えきれずに凪ちゃんの家に行くのですが、耳栓をしている凪ちゃんには聞こえませんでした。
なんとそこにゴンくんが現れて、なぜかゴンくんの家で過ごすことに。
そこで、メンヘラ製造機の必殺技。距離感チョー近い攻撃で(私が勝手につけた)慎二くんまでもが「なんかいいやつかも」と思ってしまうのです。
しかし、ゴンくんが一人でかけていった後、浴室の扉を開けて真実を知ることになります。
無数の化粧品に、無数の歯ブラシ。
これは余談なのですが、なぜ女性が他の女性の洗面道具があるのに置くのかという心理について話しておきます。
動物に例えると、マーキングと同じ。
「私はここにいる!」とアピールしているのです。
他の洗面用品がなくなったら安心するのです。
私はこれを「お風呂の戦場」と呼んでいます。
これは自己肯定感の高い人なら「冗談じゃない!」ってなるのですが、心が弱っていたり、まだ自分自身が確立できていないと、自分を大切に出来ていないので、他の女性の影があってもなんとかすがろうとするのです。
話を戻しましょう。
ショックを受けながらも雨の中、帰宅しようとした慎二くんの前に、やつれてコンビニの袋を下げた凪ちゃんが。
辛いシーンです。
「あんな他にもいっぱい女がいるような男でいいのか!?お前ひどい顔してるぞ!こんな散財するようなやつじゃなかっただろ!」と言うも、メンヘラ化した凪ちゃんには届かずふられてしまう。
あれ。慎二くん凪ちゃんのことよく知ってる。本当はちゃんと好きだったのですね。
男性はいくらズボラだとか、気が利かないとか言っても、本気で好きな女性の中身や行動や好きなこと嫌いなことは覚えているものです。
相手の愛を知るときには「私のことをどれだけ知っているか」を聞くのは大切なポイントだと思います。
あまりのショックに、ついに目の前で泣いてしまった慎二くん。
やっと素直に自己開示出来ました。
よかったじゃないか!でも、今の凪ちゃんには残念だけど伝わりません。
慎二くんはこの後、市川円ちゃんとうまくやっていけるのでしょうか?
私は無理だと思います。
かといって、凪ちゃん心を取り戻すことはできるのでしょうか?
ついに稼働したメンヘラ製造機
凪ちゃんと体の関係をついに持ったゴンくん。
でも冷たいよね。だって愛してないのですから。
しかも鍵まで渡してきた。
これは「私だけ」と勘違いする女子多数ですよね。
ゴンくんは一緒にいる時は、他の男性では考えられない優しさをくれる。
距離感がものすごく近いのです。
でも目の前にいる人にだけだから、一緒にいない人には目もくれません。
そして、自由。自由すぎて周りが振り回される。
これがメンヘラ原理です。
ゴンくんは何を考えているのでしょうか?
何も考えていないのです。
深く考えていくほどドツボにはまるメンヘラ製造機の心理。
でも、実は答えは簡単だったりします。
そのまんまだったり。
ゴンくんは「愛」をまだ知りません。
でも人との距離感がすごく近いから、相手に好きだと錯覚させる。
想い合っているんだって。
悪気はまったくないのです。
ここは正直「ドラマだからこういう、純粋で悪気がないけどメンヘラ製造機の人格もありなんだな」と思ったけど、現実のメンヘラ製造機は、悪−い男性が多いのでご注意を。
一言でまとめると子どもなんです!
子どもって、行動が意味不明で注意散漫。
彼も行動が予測不能で注意散漫だから、みんな翻弄されて振り回されていくんです!
何も考えてないんです!
「目の前にいる人を、大切にして楽しく過ごすだけじゃダメなの?」としか思ってないんです!
メンヘラ製造機の心理はもっと深くて、文字数も長くなると思っていた皆さん。
ごめんなさい!
でも今度、現実のメンヘラ製造機の心理と回避法を書いていこうと思います。
さて、ゴンくんは愛を知ることができるのでしょうか?
次回は【メンヘラからの卒業(大島凪)恋をはじめて知ったメンヘラ製造機(安良城ゴン)シングルマザー親子の素晴らしさを知って】!🔻