予期不安を抑える方法【パニック障害を治す】

目次

怒りや不安が起こるメカニズム

不安や怒りなどは、誰もが持ちたくない感情ですよね。

不安も同様に自分自身が辛い。

私も8年前にパニック障害になって大変でした。

でも乗り越えた方法があります。

その怒りや不安をなくす方法を書きますよ!!

よく

「カッとなって体が勝手に相手を殴っていた」

そんな言葉を聞きますが

残念ながら、感情のせいにしているだけなのです。

不安になったり怒りの感情がある時、様々な体の異変に気がつくと思います。

例えば、手の震え、心拍数の上昇、冷や汗。

それらの症状について、多くの方が間違った認識をしているのですね。

不安になったから、または怒ったから体の症状が現れた。

ではありません。

実は、心拍数が上がったから不安や怒りが現れたのです。

感情が先ではない。

体の反応が先だった。

実験的に呼吸を早めてみてください。

理由もなく不安になるはずです。

逆に深呼吸とは身体が「落ち着かなきゃ!」となって落ち着くのですね

感情をコントロールするのにすべきこと

私は6年前パニック障害になりました。

夜中に突然目が覚め、ひどいめまいと動悸の中、ただひたすら「このまま死んでしまうに違いない」と思ったのを覚えています。

次の日ひどい不安を抱えたまま総合病院へ行きましたが、医師には「正常です」と告げられ

それだけで、薬も治療もなし。

ひたすらネットで調べると、パニック障害というワードを見つけました。

症状が全く一緒だったので、すぐに心療内科へ行ったのですが、運悪くその薬を飲むとパニック発作が起こってしまい、西洋の薬自体が怖くて飲めなくなってしまいました。

自力で見つけた漢方の病院で漢方薬を処方してもらった頃には、発症から2年が過ぎ、苦しみにも慣れてきていたけど克服することはできず。

そんな時あることに気が付いたのです。

離婚して子どもを一人で育てるようになってから、リラックスしたことなんかなかったことを。

【瞑想と深呼吸】

そこで私は、瞑想を試みました。

瞑想する際には深呼吸がセットなのだけど、その効果はすごかった。

深呼吸というのは、脳に「今落ち着いてるよー」と伝えてくれます。

すると、ずっと緊張状態だった頭痛や肩こりがなくなっていくのです。

それからというもの、自分自身がもともと呼吸が浅いのもわかっていたので

より多くの酸素を取り入れるために猫背も改善しました。

猫背でいることは呼吸が浅くなるだけではなく、心をうつ状態に持っていくためのうってつけの姿勢なのです。

姿勢を正すことで、意図しなくても深い呼吸に切り替わります。

パニック発作のたびにひたすら深呼吸を繰り返し、パニック障害を克服しました。

ある教授がこんな実験をしました。

一日1000回ため息をつくと、うつ病になるのか。

結果

彼は、見事なうつ病になりました。

感情のコントロールには

姿勢を正すことと、深呼吸をすること。

もちろんそれで全てがおさまるわけではないのですが、感情のコントロールには必要不可欠ではあります。

神経症になる人の特徴に、優しいことと真面目であることが挙げられます。

なぜなら優しいということは常に人を気遣い、真面目であるということは何からも逃げずに立ち向かう。

そういう人は、いつも頭の中がフル稼働していますので自律神経というものが疲れてしまいコントロールが自分でできなくなってしまうのですね。

予期不安はこれでほとんど無くなります。

【自律神経を整える】

自律神経とは

・交感神経

・副交感神経

で成り立っています。

交感神経とは、主に起きている時や興奮している時に活発になるのです。

副交感神経とは寝ている時やリラックスしている時に働きます。

その2つのバランスがとれない状態が続くと、心が疲れてしまう。

何も考えず、適当に生きている人が心を病んでしまうことはないということです。

では、「何も考えないで生きていた方がいいじゃないか」

そんなことを思う人もいるかもしれませんが、断言してもいい。

思いやりは、想像力でできています。

考えることを諦め自分勝手に生きている人に明るい未来はない。

なぜ考えることが重要になってくるのかというと、考えないということは日々自分に降りかかる問題を解決できていない状態だからです。

解決できていないということは、その問題はのちに取り返しのつかないくらいの問題になってしまう可能性が高いということにもなります。

例えば

天井から、水が漏れてくるようになってしまった。

しかし解決せずに放っておくと部屋はどんどん水浸しになり、床はカビ、最終的に床が腐って抜け落ちてしまいますよね。

雨漏りしている時点で、どうしたら天井を直せるのかを考え修復すれば、問題は大きくならずに元に戻すことができる。

考えずに生きていけば、ある日突然全ての歯車が狂っていることに気がつき、今まで逃げてきた分の苦しみが想像もつかない速度で追ってきます。

考えて苦しんで乗り越えた者にだけ、本当の幸福が訪れる。

でも、考えすぎて不幸そうになってしまうのも、人生もったいないから考えるペース配分ってとても大事です。

そのペース配分は、自分自身で心や体の不調から「休ませてよー」ってサインを感じ取れるようになってきたら休む癖をつけるということから始まります。

【太陽に当たる】

陽の光は、夜によく眠れる成分を出してくれますよ。

お外に出られなくてもいいから1日、1回窓辺で5分、太陽の光を浴びてみてください。

夜に眠れなくなって不安になることを抑えたり、幸せホルモンでネガティブを吹き飛ばすことにもつながります。

【運動する】

運動は、ココロにとても良いことが立証されています。

どうしても、ココロが疲れていると動くことも困難ですよね。

少しずつでいいから、5分お散歩する。とかでも、立派に運動です。

動くと、前向きになれるのです。

少しずつ、出来る時に。

まとめ▼

今あなたの目の前にある不安は、あなたを苦しめて傷つけ不平等に追い込みたいわけではありません。

あなたがまたひとつ人として成長し、幸福に近ずくためのプロセスでしかありません。

なんで自分だけ。どうして私ばかりこんな目に。

そう思って当然ですが、向き合って行けば必ず乗り越える方法は見つかります。

苦しみや不安という経過というプロセスを乗り越えた先にあるものがゴールです。

一度乗り越えられた精神的な壁は、その後一生乗り越えられる壁として役立ちます。

考えることを休むこともとても必要なことです。

気持ちに余裕がない状態ではいい解決方法も思い浮かびません。

考えることと休むことのバランスを整えることが大切ですが、そのバランスは人それぞれなので自分で考えることと休むことを繰り返し、適度なバランスを自分で見つけることができるのです。

まずは深呼吸をしてリラックスする習慣から初めてみてはいかがでしょうか。