育児に正解はないけど子育てに成功する親に共通する3つの育児法

目次

育児に正解はない

「子育てにおいて〇〇な時どうしたらいいでしょうか?」

人間関係全般で正解というのはないと思うのですが、育児とは親子同士で教え合って生きていくことなのだと思います。

母親になったからって完璧な人間ではないですよね。

子どもが2歳なら、お母さんも2歳。

子どもを愛する母なら、育児に悩むのは私含めて当然です。

なので、育児に悩んだ時の解決法というのを考えてみました。

解決策を探すのと同時に子どもをよく観察する

1つ1つの問題を解決していくには

  1. できる限り多くの解決法を探す。(試す)
  2. 子どもの性格と成長段階をよく観察する。

上記を例も交えて考えていきましょう。

 

【できる限り多くの解決法を探す(試す)】

こんな例があった。

「電車で黙っていられない子どもなんです」

個々での解決策は3つほどの選択肢があります。

  1. 短く「静かに」とだけ伝える。
  2. どうして静かにしなくてはいけないのか説明する。
  3. 他のことに興味がいくように興味をそらす。

上記の中での組み合わせになるのですが、

男の子でまだ理由などに興味がない場合は、1か3。

大きくなってきて論理的なことを理解できる子なら2。

こういったように、子どもの性格や年齢によって対応が変わってきます。

【子どもの性格と成長段階をよく観察する】

子どもは、個々それぞれの成長段階や性格がありますよね。

1つの回答に縛られて対応を間違えてしまうと、全く伝わらなかったりします。

どの選択肢にするかは、子どもの性格と成長段階をよく観察することが必要になります。

何度同じことを言ってもうまくいかない

「うるさいから静かに」と怒り続けているお母さんを電車で見たりすることもあるりますが、子どもは動じずに遊び回ることもしばしば。

それは、子どもに合った方法ではないからなのです。

性格や成長段階がよくわからないのであれば、いろいろな方法を試してみることがいいと思います。

いろいろ試していくと、そのうち見えてくるものがあるはずです。

そうやって、お母さんも手探りで育児というものを通して成長していくのではないでしょうか。

私もそうやって育児しています。

私のブログ内容も「正解」ではなく「選択肢」として取り入れてみてくださいね。

育児の中でも、共通して子どもを伸ばす方法があるります。

それは何でしょうか?

子どもの質問に答えると起こる3つの奇跡

子どもからの質問に、ちゃんと向き合って答えていますか?

子どもの質問には、多くの意味があるのをご存知でしょうか?

  1. 探究心を育む力の強化。
  2. 親との信頼関係。
  3. 新たな発想へつながる想像力。

上記が子どもの質問によって、得られる効果です。

これらの効果は、大人になっていく上で「自立して生きていく力」となるもので、他者との信頼関係を築き、わからないことを自分で調べ、困難を乗り越えていく力。に値します。

いつまでも、親の手中に居ることはできません。

そのため「自立して生きていく力」をつけなくてはならないですよね。

この効果をきちんと得るためには「大人の答え方」が大きなカギを握ります。

子どもに質問された時に、一番やってはいけないのが

「そんなこと知らなくていい」

「そんなことより忙しいから自分で調べて」

「そんなこと知ってどうするの」こんな声かけは子どもの成長を妨げる。

子どもの視界に広がる景色は、不思議でいっぱい!

謎を解明していくことで、多くを学び成長していきます。

この大切な気持ちを抑えつけたり、否定しては子どもの心は育ちません。

大人から見てくだらない事でも、子どもからしたら大切な事なのです。

忙しかったら「あとで一緒に調べよう」と声かけできますよね。

では具体的に、1つずつ考えていきましょう。

  • 探究心を育む力の強化。

どんな事柄も「知らないより知っていた方がいい」私は強くそう思います。

その1つの知識が、のちに大きな知識につながる可能性だって大いにあるからです。

1つの探究心を満たすということは「謎を解き明かした喜び」

また次の謎を解き明かすための力となります。

そのために私たち大人は「知っていることは丁寧に教える」

もしくは「調べ方を教える」ことが大切だと思います。

  • 親との信頼関係。

親に質問したり、それに答えてもらうことで「親子の絆」が強化されます。

きちんと答えてあげることで「自分は愛されている」「ちゃんと見てもらえてる」そう感じることができるからなのですね。

大人がわからない事でも、否定したり投げ出さずに「一緒に調べよう」と子どもに声をかけ、同じ時間を過ごす事が大切と言えるのではないでしょうか。

  • 新たな発想へつながる想像力。

1つの謎が解けたら、次の謎へと移行していきます。

それが「新たな発想」です。

新しくスマホを手に入れた時、あなたは必死で使い方を覚えようとしたはずです。

電話のかけ方が理解できたら、メールの使い方へと移行したはず。

そうして1つずつ学び、考えなくてもスマホを使いこなせるようになっていく。

子どもの謎解明も、これと全く同じなのです。

どんなに面倒な質問にも「答える」もしくは「一緒に考える」ということで、子どもの成長に大きくつながります。

一番大きく悩むのが、叱ることや不適切な行動をしたときの対処ではないでしょうか?

ここからは、その対処法を考えてみましょう。

 

不適切な行動には4つのパターンと理由がある

なぜ子どもが不適切な行動をとるのでしょう?

理由は様々。

1、その行動自体が不適切だとわかっていない。

2、不適切な行動だとは理解しているが、どうしたら適切な行動ができるのか知らない。

3,自分の行動が不適切なことも解決策も知っているが、適切な行動をしたところで自分が望んでいる結果が得られないと思い込んでいる。

4,不適切な行動をする方が満足のいく結果が得られているとき。

上記が考えられる理由なのですが、1つずつ考えていきましょう。

 

【1、その行動自体が不適切だとわかっていない】

不適切な行動をしているのに、親や周りの大人が学ぶ機会を与えてこなかった場合、子どもはいつまでも不適切な行動をとります。

〜解決策〜

不適切な行動をしたときに冷静に1から納得できるように説明してあげてください。

 

【2、不適切な行動だとは理解しているが、どうしたら適切な行動ができるのか知らない】

子どもはいけないことだとわかっていても、どうしたらいいのかを誰にも教えてもらえなかったり、親や大人から頭ごなしに怒られたり罰を与えられていることも多いです。

〜解決策〜

同様に不適切な行動をしたときに冷静に1から納得できるように説明してあげてください。

 

【3、自分の行動が不適切なことも解決策も知っているが、適切な行動をしたところで自分が望んでいる結果が得られないと思い込んでいる】

親が負の行動にばかり注目しているケース。

子ども自身が「どうせ失敗する」「自分にできるわけがない」など自信を喪失しています。

〜解決策〜

子どもの負の行動に注目するのではなく、正の行動に注目し声かけをしてあげてください。

 

【4、不適切な行動をする方が満足のいく結果が得られているとき】

不適切な行動をしている時だけ大人が構っているケース。

正の行動をしているときに無視している。(大人が当たり前になっている)

〜解決策〜

子どもの不適切な行動に構わない。

正の行動に注目する。

理由は違うにせよ、全てに共通するのは、不適切な行動により大人の注目を集めていることです。

大人も同じだけど、適切な行動には大きな勇気や根気が必要。

一方不適切な行動は、人の注目を集められるのといたって行動が楽なのですね。

不適切な行動をした時に子どもにかける声かけとしては、「〜ちゃん(くん)は今ので良かったと思う?」と疑問を投げかけ自分で考えることを覚えさせることだと思います。

不適切な行動ばかりしている子どもも、正の行動をすることだって必ずあるから、その正の行動を見逃さずに「よくできたね。ありがとう」と気持ちを伝え正の行動に注目することが大切です。

子どもが泣き喚いて要求を通そうとする場合、反応してはいけません。

周りの目を気にして、泣き止ませるために要求を叶えるなんていうのはもってのほかです。

子ども自身が、泣けば要求が通るということを学んでしまうからなのです。

今お話したことは決して簡単なことではないですよね。

子どもと同じように、大人も根気と勇気が必要です。

このブログを読んでくださっている親御さんたちは、皆共通の目的があることと思います。

「自分自身が笑顔で育児し、我が子に健全に育ってほしい」

その目的を叶えるためのプロセスであり、この根気のいる行動を続けられると子どもの自立に必ずつながると思います。一緒に頑張りましょう。

そして、子どもの不適切な行動に実は親が拍車をかけているケースがあります。

それは何だと思いますか?

 

 

「ダメ」の言葉が興味に拍車をかけている

「やめなさい」と言われるとしたくなり。

「しなさい」と言われるとしたくなくなる。

こうした子どもの現象に、頭をかかえる親御さんは多くいらっしゃいます。

上記の現象こそが、今回お話する「心理的リアクタンス」なのですが

心理的リアクタンス
人は自分の意思で決定したいという性質を持っているため、これを脅かされた場合に自分の意思を回復しようとする。

例えば

「あのおもちゃでは遊んではいけません」と言われた子どもは、そのおもちゃへの興味でいっぱいになります。

そして「さっきのおもちゃで遊んでいいよ」と言われると、一斉にそのおもちゃに走っていくのです。

これは、そのおもちゃの性能自体に興味があるわけではなく「だめ」と言われたことで自分の自己決定を脅かされ自分の意思を回復するために、おもちゃに走っていったと考えられます。

「ダメ」という言葉が余計に「したくなる」気持ちに拍車をかける形になってしまうのですね。

 

 

「だめ」を「やってみたらいい」の声かけに変える

「ダメ」を「やってみたらいい」に変えることで

  • 見ていないところで子どもが危険なことをし、取り返しがつかなくなる自体を防げる。
  • 親が毎回注意するストレスがなくなる。
  • 経験した子供が成長する。

という効果が得られます。

はじめにお伝えした

「やめなさい」と言われるとしたくなり。

「しなさい」と言われるとしたくなくなる。

という原理を理解していれば、命の危険があるときや他者を傷つけるようなことをしようとしない限り「してみたらいいと思う」の声かけが「したくなくなる」に繋がると考えられます。

それでも行動に移した場合

大切なのは「適切な見守り」

「だめ」と言われることをしなくなる方法は「やってごらん」と経験させ「適切な見守り」をすることと捉えることができますよね。

経験も大切なことです。

例えばうちの娘は、5歳の頃コップ一杯のお水を走って運ぼうとしました。

ここで私が「ダメ」といっていたら、その瞬間は走らずに済んだかもしれませんが、娘の「走ったらどうなるんだろう」というワクワクに火がつき私の見ていないところでコップ一杯の水を持って走っていたかもしれません。

見ていないところで水をこぼし、足を滑らせ取り返しのつかない怪我でもしてしまっては大変です。

それならば、見守れる環境で安全に経験させる方が健全と言えるのではないでしょうか。

案外やってみた結果が「そんなに楽しくなかった」または「水がこぼれただけで、拭くのが大変だった」と学ぶことで、1度きりで興味がなくなることが多いものです。

むしろ走ろうとするたびに「だめ!」と止めていたら「走ったらどうなるのか」を知りたい子どもは、隙をみてはコップ一杯の水を持って走ろうとします。

数えきれないほど「走ったらダメ」を繰り返すこととなり、母親自身も大きなストレスを抱えることになります。

そうは理解していても、起こったり叱りつけてしまうのが親心であり人間ですよね。

でも、叱るという育児について理解していれば意識は変わっていくのではないでしょうか?

そこで、叱るという育児について考えてみましょう。

 

 

叱ると怒るの違いを理解する

育児で必ず親として当たる壁が「叱る」「怒る」の度合いや正しい「叱る」方法ではないでしょう?

今回は「叱る」という育児法について考えていきましょう。

これでもう「叱る」育児で悩まない!

先に

怒りたくないしイライラしたくないのなら

でもお伝えしていることでもあるのですが、ご興味のある方はこちらをクリック↑。

国語辞典で「叱る」という言葉を調べると

①(目下の者に対して相手よくない言動をとがめて、強い態度責める。 「子供のいたずらを-・る」

と出てきます。

一方怒ると調べると

怒る。 「のししといふものの、腹立ち-・りたるはいと恐ろしきものなり/宇治拾遺 10

出典 https://www.weblio.jp/content/%E5%8F%B1%E3%82%8B

と出てくるのです。

2つに共通していることは、どちらも相手に恐怖を与え強制的に支配しようとしている点です。

そんなつもりが大人側になかったとしても、子どもの心には大きな傷ができてしまいます。

虐待している親の多くが「教育の一環でありただ叱っただけだ」と言うという事実があります。

叱るも怒るも、自分の思い通りにするために恐怖を与えていることに変わりはないのではないでしょうか。

まず目下の者という時点で、親が偉いという構図ができるますよね。

恐怖でしか相手とコミュニケーションをとれないのは、とても未熟である証です。

何かを伝えるために、怒りの感情を使う必要はあるのでしょうか?

 

 

叱ったり怒ったりしたっていい方向にはいかない3つの理由

では叱りつける理由はなぜでしょうか?

・説明するのが面倒だから。

・うまく説明できない(根拠がない)

・自分の思い通りの行動を相手がしなかったから腹が立つ。

以上が多くの親御さんに見られる心理状態なのですが、1つずつ考えていきましょう。

 

【説明するのが面倒だから】

「ダメだ!やめろ!」という方が説明するよりその時は楽です。

でも、理由も理解できずに本当にその行為をやめることができるでしょうか?

 

【うまく説明できない(根拠がない)】

「ダメなものはダメだ」なんて言われて親だって納得できているわけがないのに、ちゃんとした理由も告げられず心から改善できるわけがありません。

怒鳴りつければその場の恐怖から、その場だけ改善したように子どもは見せます。

しかし大人になるにつれ、今度は悪いことをうまく隠そうとします。

「根本で何がいけないのか」「どうして直す必要があるのか」を理解していませんし、頭ごなしに怒る親に自分の本心は言えないと思うのは当然ですよね。

 

【自分の思い通りの行動を相手がしなかったから腹が立つ】

子どもは親の人生を歩くために生きているわけではないし「子どものため」という言葉も、親の勝手な決めつけでしかありません。

子どもだって、ちゃんと意思があります。

親の思い通りになるわけがないのですよね。

あなたも親や大人のいいなりになんか、本当の意味ではなってないのではありませんか?

それは改善でもなく、継続性もなく、むしろ親子関係にまでヒビが入ります。

怒りとは、相手をコントロールするための武器でしかありません。

本当の目的は何でしょうか?

上下関係などなく向き合い感情的にならずに向き合い話し合った子どもは、意味をちゃんと理解もでき、親への信頼も高く、物事の本質をきちんと考えられる子になります。

 

 

育児の成功はたった1つ

きちんとした意見を持つ成熟した大人は、声を荒げることがありません。

理由は、怒りという武器を使わなくても理論的に冷静に説明ができるからなのです。

その根底には自分の意見を述べる前に、納得いくまで考え抜くから。

なぜ自分が納得いくまで考えるのかというと、本当の意味で教える側が理解できていなければ相手が納得のいく説明をすることができないからです。

例えば

あなたが電気屋さんに行ったとして、あなたが選んだ商品を見て店員さんが言いました。

「お客様。そちらよりこちらの商品の方がいいですよ」

もちろん、あなたはなぜそっちの方がいいのか説明を聞きたがります。

すると店員さんがこう言うのです。

「いいからいいって言ってるでしょ?黙ってこっち買ってよ」

そんな人からの言葉で、納得して商品を買いますか?

あなたが、なぜそっちの商品がいいのか尋ねた時に、きちんと説明を冷静にしてくれた方が検討の余地があるというものではないでしょうか?

そして目的が、心からの相手への愛を持ち、より良い人生を歩んで欲しいという思いが伝わるからではないでしょうか。

目的が、「自分の思い通り」にすることではなく「よりよい人生を歩んで欲しい」だとしたら

「強制」ではなく「説明」するはずです。

その上で素直な自分の気持ちを伝え、相手の言い分も受け入れ、共に歩むことを選んでいる。

そして肝心なのは、その結果子どもが選んだ人生を親は止めることなど不可能だってこと。

大切なのは「自己決定力」と「本人の持つ強みを活かせる環境を作る」こと。

自己決定が必要な理由に、私たち親は子どもの不幸がない限り先立つものなのです。

ということは自分で決められないまま親がいなくなった後、子どもはどうやって何を選んで生きていけばいいのでしょう?

私たちが生きてるうちに、自分で決定するという力をつけておけば、私たちがいなくなっても安心です。

強みというのは、とても大切です。

育児に正解はないけれど、共通する大切なことは3つです。

最終的に、子どもが自分自身で考えて行動できるようになることです。

最後に、成長する親としない親の違いについて考えてみましょう。

 

「成長する親」と「成長しない親」の違い

「子を持つと人として成長する」というのは本当でしょうか?

子を持っても成長していない親だってたくさんいますよね。

では、その違いを考えてみましょう。

成長する親

子に掛ける言葉を自分への言葉として受け止め自分自身も戒めている(自分の言葉に責任を持たせるために言葉と行動を一致させる)

その結果

子どもは親の言動が一致しているので、信頼感が生まれ話をちゃんと聞く。

成長しない親

子への言葉はもっともらしい事を言うが、自分自身の行動は棚に上げている(言葉と行動が一致しない)

その結果

親の言動が一致していないため、不信感が生まれ一切話しを聞かなくなる。

上記の違いは、子どもにかけた言葉を自分自身にもかけられているか、いないのかの違いなのです。
大人だって、タバコを吸っている人から「タバコは、体に悪いのだからやめなさい」なんて声をかけられても響かないですよね。
自分ができもしないことを言っても、相手の心には響きません。
相手の良くないところを指摘するには、まず自分自身が指摘する事柄をできていなくてはならないので、そうしていると必然と、自分自身が人として成長していきます。
ダウンタウンさんの大師匠が昔こう言っていたそうです。

「弟子を取りなさい、弟子を叱る言葉は偉くなった自分自身へ向けての言葉でもある。そうする事で裸の王様にならずに済むんです」

この言葉は、子育てにも相通する言葉だと思います。
「子どもが言うことを聞きません」
と悩む親御さんの多くは子どもからの信頼を得られていないことが多いのですが、その場合「子どもに言うことを聞かせる方法」ではなく「信頼されるために自分にできること」を探したほうが建設的なのです。

「何を言うのか」ではなく「誰が言うのか」が大切

言葉というのは「何を言うか」ではなく「誰が言うのか」が実は一番大きいです。
つい最近ですが、親に挨拶もせずに3度の結婚と離婚をしていて、いつも私に金銭を貸してほしいと連絡をしていた方が私にこう言いました。
「親の気持ち考えてるの?親に納得してもらってから結婚しなよ」
ちなみに私は順を追って親に紹介したので何も問題はないのですが、もしも親の反対を押し切って結婚しようとしていたとしても、その人の言葉は私の心に響きませんでした。
言葉はごもっともでも、その言葉を発した人の生き方が誠実でなければただの不信感しか生まないのですね。
過去が不誠実に生きていた人がよく発言する言葉に「今はまともになった」と開き直る事がありますが、人の記憶はそう簡単に塗り替えることはできません。
自分自身がその不誠実だった人に傷つけられたとなれば、余計に変えることは難しい。
その記憶を変えるには、長い時間をかけて変わった自分を謙虚に続けるしかないのですよね。
そこまでして、初めて相手に響く言葉に変化していきます。
私も娘がお腹にできてから、言動が一致する親になるために人に掛ける言葉には責任が持てるようコツコツ自分を変えてきました。
まだまだ娘にかけた言葉によって、自分自身を成長させてもらっています。
親というのは「子どもを育てている」ように見えて「子どもに育ててもらっている」のではないでしょうか。

適度な母性についてはこちらから↓