自傷行為(リストカット、薬物、過食、拒食、非行)をやめさせる方法。

なぜ自分を傷つけるのか

「子どもの自傷行為を止めたい」「自分自身の自傷行為を止められない」「子どもが摂食障害です」

こんな悩みも少なくありません。

今日は、自傷行為の原因と解決法を考えてみました。

私の腕はリストカットの跡がひどいです。(いきなりのカミングアウトですね)

経験者だからこそ、皆さんの心に響くと信じてカミングアウトしましたが、なんでそんなことをしたのか?

例えば「私が悪いの・・」と。さめざめ泣く女性。これも一種の自傷行為です。

非行に走ってドラックに手を染める児童。

過食(拒食)で著しく体の変化が見られる人。

どれも自分自身を責めているようにみえますよね?

しかし、そうではなありません。

「こんなに腕を傷つけるほど、私はあなた達のせいで傷ついている」

「こんなにドラックをやらなきゃいけなくなるほどに、自分は苦しんでいる」

「こんなに体に変化が出るほどに、食べなきゃいられない」

すべての最後に出てくる心の叫びは同じ。

「こんなに傷ついた私を理解してよ!向き合ってよ!」

って心で叫ぶ子どもと同じなんだよのです。

私がそうでしたから。親に向かって、わざとリストカットがわかるように包帯を巻いてみたり。

今はしていませんが、みな自傷行為から卒業したらこう言います。

「なんであんなことしてたのかな・・・」

リストカットの、もう一つの要因として考えられることはつかの間の実在感を得るための場合もあります。

自分を傷つけた時の痛みや血液を見ることで、その瞬間だけ安心できるという心理なのですが、上記の2つが同時に要因になっていることも少なくありません。

ドラッグの場合は、向き合いたくない現実逃避の可能性も2重に考えられます。

過食も、食べている間は現実から逃げられるドラックと同じ感覚の場合もあります。

では、ここからは止める方法を考えていきましょう。

自傷行為をやめさせる方法とNG行動(やめる方法)

自傷行為をやめさせる(やめる)にあたり、してはいけないことがあります。

【無理やり行動自体を制御するだけ】

力任せや監視で自傷行為を止めることは可能ですが、監視がなくなれば元の自傷行為に戻ります。

更に悪化するかもしれません。

なぜなら、彼女(彼ら)は自傷行為を止めてほしいわけではないからです。

大切なのは自分たちの心を理解してほしいってことが中心です。

では止める方法とは何でしょうか?

 

【自傷行為の根底にある「心」に注目して向き合う】

自傷行為自体に、身体的依存がある場合は医療機関と連携して止める必要がりますし、命の危険がある場合も力任せにやめさせる必要がありますが、それだけでは本来の解決にはなりません。

リストカットしていた私だって、その行為自体にさほどの意味はなかったのです。

自分の気持ちに気がついてほしいだけの手段にすぎないから。

だから「こんな事するには、理由があるんだよね?」と、語りかけてあげることが大切です。

思春期には言葉でうまく自分の感情を伝えられないことも多く+自分の今の感情すら理解できていないことが多い。

だから痛みに共感を示しながら、真摯に相手に問いかけ自分自身の気持ちに気が付かせて吐出させてあげなくてはいけません。

自分の気持ちに自分自身で気がつくことを「自己覚知」と呼ぶのですが、誰かに諭された言葉や習ったことより、自分自身で気がついたことの方が、人の心理として心に残るものなのです。

とにかく、相手から言葉が出てきたら傾聴することが必要になります。

 

【言葉の前にしなくてはいけないこと】

はじめに言葉が出てこないのは当然ですが、言葉が出てくる前に通じ合うという過程が必要。

通じ合うとは、同じ時間を過ごして同じ事をしたり、笑ったり怒ったり泣いたりすることを指します。

通じ合う関係は信頼関係形成ということなのですが、それがなくてはあなたの言葉は相手には届きません。

極端だけど、今あなたに心から信じている人がいて、その人に意見を言われるのと、通りすがりのおじさんに意見を言われるのとでは全く捉え方が違いませんか?

自傷行為自体に目が向きがちだけど、本当に注目すべきはその行為の裏側にある不安や不満なのですね。

それを解決することで、自傷行為を止めることに近づけると思います。

止めている側も辛く長い時間が必要になりますが、自傷行為している方も同じく辛い時間。

福祉の制度などを利用しながら協力していけば、解決できない問題ではありません。

乗り越えた私が言うのだから、間違いありません。

ここからは、非行に走る自動の心理を見ていきましょう。

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非行に走る児童の性格調査

少子高齢化の中、非行に走る児童の数は増え続けています。

そして我が子に向き合い続ける親たち。

非行に走る児童の性格は、もともと真面目な性格の子がとても多いそうです。

ということは、それだけ多くのことを逃げずに考え向き合ってきた結果、成果が出ずに心が折れてしまった可能性が高いですよね。

もしも今自分のお子さんが飛行に走ってしまい、これを読んでくれているとしたら、

あなたは子どもが非行に走る前、ちゃんと心から向き合っていましたか?

親を心から信頼できる存在とし、心を打ち明けられることができたら、元の素直で優しかったお子さんに戻る可能性は大きく上がるかもしれません。

一般少年と非行少年の差ですが、持ち物の差はほとんどなかったのです。 しかし親子関係になると大きく変わる点がありました。

多くの親は自分たちが、「我が子に嫌われていて、向き合ってもらえない」

と感じてます。

父や母のようになりたいと思うことや、父や母とコミュニケーションをもっととりた いと思うかの質問に対し、一般少年と非行少年の確率はほぼ同じなのです。

しかし、「お父さんやお母さんがもっと私の面倒を見てくれたらいいと思う」の調査では、 一般少年が19%なのに対し、非行少年は62%と大きな差がありました。

そして「友達についての親との会話」でも、一般少年は45%がよく話すに対し非行少年は9%と低い数字。

さらには「自分への親の評価」では、ふまじめで少し悪い子だと思われているが、一般少年 では10%なのに対し、非行少年は28%と高い数字です。

朝の家族へのあいさつ調査では、一般少年が47%なのに対し非行少年は9%でした。

この結果から、寂しさを感じているのはどちらだと思いますか?

負の連鎖でお互い向き合えなかったとして、10代の子供とその倍以上は生きてきたであろう大人。一歩踏み出して向き合う道を教えてあげられるのはどちらでしょうか?

実は、子どもたちは皆「親に構ってもらいたい」と願っているのです。

その願いを叶えられるのは親のあなたしかいません。

だって親は、この世に二人しかいないのですから。

その願いを叶えるすべはあります。

非行への3ステップ

子どもが非行に走ったのは、ある日突然ではないはずです。

親が気がついた日の、だいぶ昔から始まっていたのです。

それになぜ気がつかなかったかというと

非行への3ステップ
  1. 一段階目、親からの愛情をもらえていないと感じると、良い子になろうとする。
  2. 二段階目、今度は悪い子になり注目を 浴びようとする。
  3. 最終的に無気力になる。

以上3ステップを経て非行へつながるんだけど、1つずつ考えてみましょう。

【一段階目、親からの愛情をもらえていないと感じると、良い子になろうとする】

これは非行ではなく、親の関心を引くための手段であり、子どもが「愛情をもらうためにはどうしたらいいのか」を考えた結果です。

「いい子になれば、親がかまってくれるかもしれない・・」

本来ならばこの時点で子どもの成長を喜び、親子関係の形成と子どもの自立に向けてのいいプロセスへ踏み出せる過程になります。

そうもいかなかった場合

親の気持ちが自分へ向いていないとなると、手段を変えて親の気をひこうとします。

 

【二段階目、今度は悪い子になり注目を 浴びようとする】

一見、親なんか嫌いだからそんなことをするのでは?

と思うかもしれませんが、子どもの心の中は「無視されるよりは悪いことをしてでも、関心を持たれた方がいい」と思っているのです。

親の愛情を欲しがっていることに、なんら変わりはないのですね。

それでも親の関心を引けず、親が無視し続けた場合。

 

【最終的に無気力になる】

ここまでくると、立ち直らせるのはとても困難です。

無気力というのは悲しみや怒り、喜びの感情を放棄している状態。

なぜ、そんな判断に至ったのかというと

・長い時間親の愛情を欲していろんな手段を投じても、かんしんが獲得できない。

・自分は愛される価値のない人間なんだと気力を失っている。

という理由が考えられます。

最終的な段階まで気がつかなかった場合、10代のうちは厳しいようですが、親の責任が大半なことが多いです。

それは大きな間違いであることがよくあり、その確認方法として、ここ最近の子どもへの態度を思い出すこと。

ちゃんとコミュニケーションはとれていたか?

日々自分のことで頭がいっぱいになり目を背けていなかったか?

人間だから、そんな日もあって当然ですよね。

大切なのは、小さなことでも修正していくこと。

向き合えなかった時間があったなら、素直に子どもに謝ること。

二段階目、悪い子になり注目を浴びようとする。 子どもの心の中はこうです。

「こんなに頑張ったのに振り向いてもらえないならもうどんな構われ方でもいい!悪いことたくさんしちゃえ!」

実際は全然そんな可愛くないですか?

そんなことないですよ。結局一段階目とすることは同じなのです。

そこで、途中心が折れたらいけませんよ!続けていれば向き合える瞬間がある!それを見逃してはいけません。

二段階目でやってはいけないことは、見て見ぬ振りをすること。

そうすれば注目されるはずだった計画は失敗に終わったとみなし、さらなる大きな非行に走る可能性が高いです。

さて

問題の根底にはある特殊な例を除いて、その多くが親の在り方が大きく関係しているのですね。

・インターネット普及による子どもへの無関心。

・育児の仕方がわからない。

・子どもが何かすると子どものせいにし頭ごなしに怒り、子どもの声に耳を貸さない。

上記に心当たりはないですか?

 

【インターネット普及による子どもへの無関心】

最近子どもといるのに、ずっとスマホに夢中な親をよく見かけます。

親がそうだったら、子どもが人と向き合えてまともに育つわけないですよね。

子どもと一緒にいる時間ってそんな長くないですよね?スマホしまいましょう。

 

【育児の仕方がわからない】

調べよう!本でも良い!ググれば良い!しっかりとリテラシーを持って、実践に移してほしいのです。

私は娘を妊娠した直後から、育児本を取りつかれたように読みあさりました。

人を一人産んで育てるなんて、並大抵のことではないですよね。

ならば調べるしかない!失敗したらまた違う方法で試せば良い!親なんかそうやって手探りでビビりながらでも育児するものなのですから。

 

【頭ごなしに怒りまくる】

子どもにだってちゃんとした言い分があるのです。聞いてあげてください。 それはもう子どもとか大人とか関係なく人として、人の話を聞くのは当然ではないでしょうか。

問題を解決しようとする多くの親は、なんのためらいもなく子どもをコントロールしようとしています。

「どうしたら薬をやめるのか」

「どうしたら夜遊びをやめるのか」

「どうしたら親の言うことを聞くのか」

そもそも人は人の言うことなんか聞きません。聞いたとしても、その場だけ聞いたふりをしているか、自分で考えることができないということなので、自立できていない証拠なのです。

子ども達はずっと親にサインを出していたはずです。

サインを見ないように向き合わずにいた結果。が多いって思います。

しかし親も人間だから。

非行に走った子どもを受け止めることができないくらい、精神的にも肉体的にも披露していることもありますよね。

ここからは、親の心が荒れてしまった時はどうしたら良いのかを書いていきます。

 

親の心が折れてしまった時

精一杯今からでも「自分と向き合うこと」だと思います。

なぜなら子どもと向き合うためには、自分と向き合う時間も余裕も必要だからです。

自分と向き合うことについては

とはいえ、我が子が非行に走り、心も体もボロボロな状態では向き合うスタートにすら立てないかもしれませんよね。

そんな時は、非行に走った子を持つ親の会「親たちの会」があります。

同じ経験をした者同士にしかわからない気持ちを、話し合って心を取り戻す。

親も人間ですから、個々それぞれの苦しみがありますよね。

「我が子が死んでくれたらいいのに」 とまで自分を追い詰める人もいます。

非行に走った子を持つ親への視線は、厳しいものです。

でもね、よく知りもしないくせに否定だけしてくる人の声なんか聞かなくていいのです。

しかし、先ほどお話しした特殊な例もあります。

それは、子と向き合ってきたのに非行に走るケース。

これを私は家族間から社会へ出て、自立しようとする成長過程と捉えています。

その社会が、間違った社会であることもありますよね。

大人だって間違ったコミュニティに入ることもあるんだから、それも一つの大きな経験なのではないでしょうか。

命の危険がない限り、見守るのも経験させる意味では大切なことだと思います。

簡単じゃないですよね。目の前で崖の上に立っているように見えるときだってありますものね。

大切なのは自分の思い通りに子どもをコントロールすることではありません。

親自身の感情をコントロールすることのほうがまず先ではないでしょうか?

親にできることは

・自分と向き合って我が子と向き合えるようになること

・我が子が後悔して戻ってきたときに心と体を立て直せる環境整備

・子どもの声に耳を傾けること

・諦めないで信じてあげること

・自分の感情をコントロールすること

これらが大切になると思います。

自分自身の気持ちを休ませて、心を取り戻してからちゃんと向き合ったっていいじゃないですか。

だって私達だって、ただの人間なのですから。

昔の可愛くて、仲良しだった頃に戻るために頑張りましょうね。

次の記事では、私の非行体験をお話します。↓

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